まなび
  • 公開日: 2020/1/15
  • 更新日: 2020/1/17

抗精神病薬の有害反応、錐体外路症状とは?

錐体外路症状
読み方:すいたいがいろしょうじょう

 

錐体外路症状とは

筋肉が緊張する、手の震え、身体がかってに動くなど自分の意のままにならない不随意な運動症状。錐体外路の障害により出現する。ドーパミンD2受容体(抑制性に働く)の過度の遮断により起こると考えられている。

 

4種類の症状

アカシジア

腰から足にかけてムズムズ、ソワソワ、落ち着かない、じっと座ってられないなどの症状。

非常につらい抗精神病薬の副作用、アカシジアとは?

パーキンソン症候群

振戦、筋強剛、筋固縮、すくみ足、姿勢反射障害、眼球運動障害、うつ症状、失語、認知症など

パーキンソン病とはちょっと違うパーキンソン症候群。治療法も異なる

ジストニア

眼球上転・口・舌・顎・顔面・頸部・体幹・四肢の筋肉が、硬くなったり収縮したりして不随意にねじれるのが特徴。

抗精神病薬の副作用、ジストニア。実は職業によってなることも…

遅発性ジスキネジア

自分の意思とは無関係に起こる不随意運動で、口・頬・舌・下顎に見られることが多く、首や身体がゆっくりとねじれるように動くこともある。

顔に集中しやすい副作用、遅発性ジスキネジアとは?

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