まなび
  • 公開日: 2020/1/11

パーキンソン病とはちょっと違うパーキンソン症候群。治療法も異なる

パーキンソン症候群
読み方:ぱーきんそんしょうこうぐん

 

パーキンソン症候群

パーキンソン病以外の原因で、パーキンソン病と似た症状を引き起こす病気の総称のこと。パーキンソン病と症状は似ているが、パーキンソン病の治療薬の1つであるレポドパが効きにくい。

薬剤性の場合、投与後4~10週間後に発現し、女性・高齢者・使用薬剤の量が多い人に頻度が高い。

運動症状

振戦、筋強剛、筋固縮、すくみ足、姿勢反射障害、眼球運動障害、自律神経障害、起立性低血圧、発汗低下

精神症状

レム睡眠行動異常症、うつ症状、失語、認知症

検査・診断

  1. パーキンソン症候群を起こす可能性のある薬を飲んでいないか
  2. CT、MRI検査
  3. 心筋シンチグラフィ
  4. SPECT検査

治療

  1. 原因疾患の治療
  2. 薬剤性パーキンソニズムの場合、原因薬剤の中止
  3. リハビリテーション
  4. 生活環境改善
  5. 抗コリン薬(パーキンソン病治療薬)内服

パーキンソニズムって何?

パーキンソン病、パーキンソン症候群の症状をパーキンソニズムと言う。

関連記事

看護知識

ナース専科で看護知識を”学ぶ”記事ランキング