ナースマンガ

今週の作者

中身をチラ見せ!

副作用で辛そうにしている患者とうまくコミュニケーションがとれない学生が、少しずつ学んだ看護とは…看護師から募集した、忘れられないエピソードをお届けします。

※この作品はフィクションです。実際のエピソードもとに、個人が特定されないよう一部を脚色しています。

[add_slider] 指導者が学生に話しかける。学生は最初はやる気があったが、最近はステーションで過ごすことが多いことが気になっていた。 受け持ち患者は放射線治療の副作用が辛いようで、学生が話しかけても返答が乏しく、学生は今までコミュニケーションをどうやってとっていたか分からなくなっていた 指導者は学生がなぜ話をしたいのかを聞き、患者さんはそれに対してどう思っていると思うか聞き返した 学生は患者さんがどんな気持ちでいるのかを考えながら再び病室を訪れた 学生はいつも自分がどうしたいかばかり考えていたことに気付き、それからは患者さんがどうしたいのかを考えながら看護をした 学生としてできることをしようとしていることが良く分かった。患者からは小まめに見に来てくれて安心すると学生に話された 患者さんから感謝され、学生は会話だけが看護ではないことを実感し、患者さんのことを考え続けることが看護師としても成長に繋がる [/add_slider] 原作者:あこ先生から<ひとこと>
実習が始まったばかりの学生たちは、「患者さんと仲良くなりたい」という思いから出発します。
しかし、看護の専門職として成長するためには、患者さんとの会話が弾むことだけを目指すのではなく、患者さんを病気や治療を抱えながら療養する一人の生活者として捉え、その状況や思いをアセスメントしながら、看護者として患者さんの求めにどう応えていくかを考え続けることが大切です。
そのプロセスを経て、小さな関わりを一つひとつ丁寧に積み重ねていくこと。それが患者さんの"安心"や"信頼"につながり、看護者としての成長へとつながります。
これから看護師を目指す皆さんにも、ぜひこのエピソードを心に留めて、患者さんに寄り添う看護を実践できるよう成長していってほしいと願います。
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