まなび
  • 公開日: 2020/1/10

抗精神病薬の副作用、ジストニア。実は職業によってなることも…

ジストニア
読み方:じすとにあ

 

ジストニアとは

眼球上転・口・舌・顎・顔面・頸部・体幹・四肢の筋肉が、硬くなったり収縮したりして不随意にねじれるのが特徴。 原発性(突発性)のものと中枢神経系疾患や薬剤投与に続発するものがある。痛みを伴うため、患者やその家族は驚き、治療不信になることも。

治療

原因薬剤の中止、またはビペリデン(アキネトン・タスモリン)など抗コリン薬の投与や筋弛緩薬などの投与が行われることが多い。薬を中止することで治まることもあるが、治らないこともある。

その他

ストレスや心理的要因で増悪しやすいので、解離性障害(ヒステリー)と誤診しないよう注意は必要。

「解離性障害ってヒステリーのことだよね?」は誤り。今はヒステリーと呼ばない解離性障害について学ぶ

抗精神病薬の投与開始後や増量後に突然起きるため、遅発性(薬剤性)ジストニアとも呼ばれることもある。

また職業性ジストニアというものもあり、プロスポーツ選手やミュージシャンにも多い。

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