編集部セレクション
  • 公開日: 2025/7/16

「看護師って虚しい」と感じませんか?

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
看護師という仕事について皆さんはどう思われますか。

最近、看護師って虚しいなと感じてしまいます。
心も身体もボロボロになって頑張っても報われることが少ないと思ってしまいます。

専門職とはいうが、なにか中途半端で、様々な雑用はすべて看護師に押しつけられ、なにかあったら責任を取るのは看護師。
医師や薬剤師のミスも看護師が被り、看護師だけがヒヤリハットを書かなければいけなかったり。

命を預かる仕事なので当然ですが、少しのミスも許されず、常に神経を張り詰め細心の注意を払って99のことがちゃんとできていても、ひとつの小さなミスがあれば、皆の前で人格否定の罵声、暴言を浴びせられます。

この先看護師として頑張っても何があるのかな…って虚しくなります。

 

「虚しい」と思っているナースは多い!?

■まったく同感。

看護師なんて細々したミスの責任をとる人とか看護師に報告したからいーや的な存在になりがちで虚しくなります。便利な存在なんだろうねって割り切りながらも看護師って‥‥思いますよ。

わかります! 責任が重い割には報われることが少ないなって感じます。

日本全国のナースさんが思っている事じゃないですか?しかも 頑張れば頑張る人ほど、仕事が出来る人ほど、そう思うのではないのでしょうか?

ああ言えばこう言う、独特な(基地外な)風習のせいで、自分がどんどん嫌な人間になりそうです。

私はまだ学生ですが、看護師って本当に雑用って感じがします。なんか、はっきりしないというか。命預かると言っても、その役割は医師だし。正直、あれだけ働いて、それくらいの給料なのかと思ってしまいます。

■思うところは多々あれど…

若くて自分に自信がないときは、同じような事を思った。中途半端な存在で小間使いだと思った。が、今は別にそんなことは思わない。 自分に出来ること、自分にしか出来ないことをずいぶんと患者さんから教えていただいたから。

相手に期待をすると絶望しやすい。仕事中に飛び降りたくなったこともあるが、めんどくささもイライラする場面も、楽しむようにしている。反論するのも楽しいし。反論できずに負けるのも、勉強になる。

使い捨てのボロ雑巾にならないために、私たちは勉強会に参加して看護を研鑽しています。

仕事だから楽しいばかりではないし、理不尽な事を受け入れるのも仕事だと割りきって、仕事している事もあります。

■悪いことばかりじゃないよ!

私は看護の仕事を虚しいと感じた事はありません、きっとまだまだ先の事に期待しているからでしょう。

私は周りに何と言われても挫けないで資格取得して、研修に自前で出掛け理想の看護に向けて頑張ってるよ。

虚しい<楽しい、とまだ勝っているのは、医師ほどの頭の回転は不要ながら医療に携われること(薬剤師や療法士よりは近い)、時々ある職場での談笑、素敵な患者さんとのドラマがあること、でしょうか。でもこの先は分かりません。

看護師は広く色んな医療の分野を知ることができ、自分や家族のもしもの時のことを日頃から考えることができます。人生や家族についてよく考えることができ、20代から貴重な経験ができる職業だと思います。あとはやはり給料面ですね。

「ヒヤリハット」の本質

■レポートを書くのは大変だけど…

医師のミスは医師のミスだし、貴女の職場の師長がすべきは、スタッフを守るべき行動ですよね。その病院の体質なんでしょうか?

ヒヤリハットはスタッフで情報を共有して、同じミスを起こさないための指針です。発見者がどのような経緯で発見できたのかまた対処したのかも大切な情報ですが、当事者情報がないのでは意味がないと思います。

ヒヤリハットは書くのは手間でも、一つ一つの積み重ねが医療安全に繋がると思います。もちろんそれには、もみ消しなんてあってはいけませんし、介助者が原因または発見者なら、その人が書くべきです。医者であろうと人間で有る限り間違える時は間違える!それを隠してたら大きな医療事故に繋がるんです。

「看護師」の領域

■時代と共に変わるもの・変わらないもの

一番患者に近い有資格者だから、何かトラブルがあった時に対処しなければいけないのは看護師です。薬剤師の配薬ミスも最終点検を怠った看護師の責任です。医師の指示ミスも、法律上、看護師も薬理学を勉強しているのだから、指示量の違いに気付くべき。と言う判例があります。そう、何かと看護師は良いように使われている感が大きいです。貴女が言うように看護師の免許って、そこまでの仕事量と責任とを兼ね備えなければならないのか?今の時代はそうなんです。

専門性を求めた職業ではあるが、意外と専門的アドバイスをする場面が少ない職業なんではないでしょうか。やっぱ、看護の専門性を高めて世間にアピールしなきゃ看護師の地位向上ってなかなかならないのではないでしょうか。

きっと、看護界の先人達もコンプレックスにさいなまれていて(特にDrに対してかな)、だからとにかく医師と同等に大学教育を受けたい!研究もしなければ!的な流れが起きて、昨今の看護大学の林立や看護研究ブーム(?)に繋がっているのでしょうね。

視野を広げるのも大事!

■転職してみては?

今の狭い世界だけで諦めてしまわず、転職してみるのもわるくないなと思えました。

せっかく取得した資格です!スタッフが、入れ替わるのを待つか、自分が、職場をかわるかという選択でも良いじゃないですか?いろんな職場がありますよ!

自分の働いている場所に不満があるのなら、別の病院で働けばいいんじゃないでしょうか?

病棟愛がありますか?看護が好きですか?スタッフが好きですか?何より、自分が好きですか?辞めることは簡単。でも、どんな仕事も大変ですよ

■負けないで!

このように感じられる人にこそぜひ看護師として働いてほしいと思います。そして、誰かのミスを見つけても、個人攻撃でなくて、どうしたら同様のミスを起こさなくできるかを提案、実行できる人になって欲しいと思います。

人間関係ってどこに行ってもついて回りますよ、ある意味で自分も大きく変化しないとダメってこともありますよ。

医師がえらいとおもって、医師ってずるい、とかって思うなら医師になるしかないかな?とおもいます。ですが友人の医師たちも、患者の権力が強くなりすぎた今、「むなしい」とぼやいています。

給料は安いし、医師のこまづかいのようで、「あたしはあんたの嫁じゃない」って思うこともしばしば…。責任は重く、患者さんのクレームもうけて…そういう所だけ思えば、白衣の天使なんて おかしい限りですよね。では、ほかの仕事は、責任が軽くて、給料がたっぷりあって、社会的に認められていますか?自分だけ見ると、つらくなるかもしれません。

関連トピック:「 看護師って虚しくないですか
イラスト・なしま

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