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終末期の患者さん。家族は「延命処置不要」と言うけれど…

2020/5/21

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
終末期の患者さんで、延命処置不要と家族から確認を取っている場合、通常どこまでの処置がされるのでしょうか?
私は、回復の見込みがなく、血圧低下・低体温・尿量低下がみられる場合、それは死期が近づいているものと思っていたのですが、ドパミン・抗生剤・利尿剤・酸素の投与など指示が出されることに違和感を感じてしまいます。

 

「延命措置」とは…?

■医療従事者とそれ以外では認識が違う

家族さんは看護師じゃないのだから、延命処置をしないと言っても何の事か分からないと思います。話し合いして、患者本人も楽で家族も一緒に看取れるよう、看護していく事が私達看護師の仕事ではないでしょうか。

一般に延命措置として人工呼吸器は浸透していますが、「延命措置」と言われて昇圧剤や酸素投与なども思い浮かべる人はほとんどいないと思います。
医療者が考える延命措置と、そうでない人が考える延命措置は乖離しています。

治療と延命処置は違うと思います。今一度、Drと家族とのICを確認されるのも必要だと思われます。

■「ここまで」と決められるものではない

延命処置不要としていても、医療行為は不要と言っているわけでもないので、熱が出て苦しそうだったら対応したり、浮腫んで辛かったら利尿剤をつかったり、ケースバイケースで対応していると思います。

昇圧剤の使用等が含まれるか、純粋に心臓マッサージや挿管を行わないことだけをいうのか…それは一概に線引きは出来ないのではないでしょうか?

通常どこまでとか、線引きできることではないと思います。

■家族の思いは…

最近私は家族を病気で亡くしました。話をしていたのは、延命処置をおこなわないこと。心臓マッサージや挿管はしない。本人が苦しまないよう長引かせない。
いざ自分の家族の看取りとなると、混乱するし取り乱すんです。挿管や心臓マッサージは行いませんでしたが、最期は酸素投与や点滴を行いました。変に長引かせたくなかったのに、そこの看護師さんや先生は、家の思いを聞ける限り聞いてくださいました。

延命処置はいらないといいながらも、高熱がでたら抗生剤の点滴はしてほしいし、サーチがさがれば酸素吸入もしてほしい<です。ただ、挿管して人工呼吸器まではいらないし、最後の心臓マッサージもいらないという認識でいます。

家族で話しましたが、延命はしない方針でした。挿管まではしてほしくはないけど、辛くないように、酸素の投与や抗生剤の投与などはしてもらっていましたよ。やはり、最後まで安らかにいてほしいと思うのが家族だと思います。

レスピや挿管を拒否する方々が殆どですが「苦しそうだから酸素を」や「点滴を…」という方々も多いです。Drからきちんと必要性やメリットを説明して頂き、ご家族や御本人が納得した上での延命レベルがある筈です。

■「看取り」とは…?

最愛の家族がどういった最期を迎えるかをどのように支援出来るかという視点で見れば、違和感も少しは減ると思います。

消えそうな命に対峙した時、より自然に送りたいと思う家族に対してあたたかい時間を用意して差し上げられるといいですね。
時間があれば在宅へ繋げる事もいいかもしれません。いずれにしても、その時までに本人や家族、医師と良く話し合っておくことは大切ですね。

結局は、本人が決定できる状況ではない場合、家族の意思が尊重されますよね。自然に眠るように苦しまずに…ターミナルとかの患者さんを看ていると、それが理想なのかもって思います。

関連トピック:「 延命処置不要の解釈について
イラスト・ツヤコ

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