• 公開日: 2019/7/28
  • 更新日: 2019/8/9

【イクメンクエスト】看護師ママはパパの協力が不可欠!看護師ママが考えた「旦那をイクメンに育てる方法」

看護師という仕事は、病気や生命に関わるため、緊張を保って仕事をしなければいけません。仕事が終わるとヘトヘト、なんてことも多いと思います。さらに夜勤勤務も…となると、もうパパと協力して育児をしないと、毎日が回りません。

でも、パパと上手く協力体制を築いてゆけるのか、心配な人もいらっしゃるかと思います。どうしたら、パパに“よき協力者”になってもらえるのでしょうか?

 

看護師ママの場合、具体的にはどんなパパの協力が必要?

ママが看護師として働く時、パパのどんな協力が必要なのでしょうか。

例えばですが…小さい子どもがいる場合、最低でも朝と夜に毎日このくらいはやらなきゃいけないことがあります。

🗹 やること ママが日勤 ママが夜勤
🔅 朝ごはんづくり ママ担当 パパ担当
🔅 子どもの支度 パパ担当 パパ担当
🔅 ゴミ出し パパ担当 ママ担当
🔅 保育園へ送る ママ担当 パパ担当
🌛 保育園に迎えに行く ママ担当 ママ担当
🌛 夕食づくり ママ担当 ママ担当
🌛 子どもと遊ぶ パパ担当 ママ担当
🌛 お風呂・寝る準備 パパ担当 パパ担当
🌛 寝かしつけ ママ担当 パパ担当
🌛 食器の片づけ パパ担当 パパ担当

担当は仮で割り振ってみました。(私の理想です笑)

ママが日勤のときは、パパと協力して分担することで同時にタスクを進めることができると思います。たとえば朝は「子どもの支度:パパ担当」と「朝ごはんづくり:ママ担当」を同時進行、夜は「食器の片づけ:パパ担当」と「寝かしつけ:ママ担当」を同時進行…などができると、少しは気持ちと時間に余裕が生まれると思います。

一方で夜勤のとき。2交代か3交代かでも結構違うと思うのですが、それでも日勤の日よりはずっと、朝・夜とパパが1人で頑張らないといけないことが出てきてしまいます。

 

問題は、どうやってパパを育児に巻き込むか!

やはり看護師のママが仕事をする場合は、特にパパの協力が不可欠…しかし、どうやってパパを育児に巻き込むか、が問題ですよね。

ママは妊娠出産期間中に、身体の変化を通じてママになる自覚を持ちますが、パパはそうではありません。まずは、「パパになる」ということを意識的に意識付ける、“下準備”が大事だと思います。

下準備は妊娠中から!

まずは妊娠中に、検診に一緒に行ったり、検診結果を見せたりして「お腹の中の子どもの成長」を共有するのが効果的。あとは、プレママ・プレパパ教室に参加するのもオススメです。私は、復帰するためにもパパには絶対にイクメンになってもらわないと…!と思っていた(笑)ので、プレママ・プレパパ教室にも、割と早い段階から参加していました。そしてパパは、そこで初めて妊婦体験をして、お腹が大きくなるとはどんな感じなのかを知り衝撃を受けていました…結果、妊娠中はとても協力的になってくれて、本当に助けられました。

そして、出産直後は…

授乳以外は全てパパでもできること。なので、特に出産直後は、「赤ちゃんがいる」という状況に早く慣れてもらうためにも、出来ることは全部してもらっていいのでは、と思います。しかし、空気を読んで家事育児をこなせる人はほとんどいません。そもそも家事育児でなくても、相手が何を考えているのか当てるというのは、難しいことですよね。やはり重要なのは、言葉。言葉で、今何をしてほしいのか、毎度伝えることが大事だと思います。

 

そして、どうやって続けてもらうか!育児モチベーションアップ方法

私はといえば、子どもが1歳半の時に看護師の仕事を再開しました。

朝は、子どもの支度、朝ごはん、ゴミを出して、保育園へ…そして仕事から帰ってきたら、ぐずる子どもをなだめながら夕飯をつくり、食べさせて、お風呂、子どもの寝かしつけ…急な残業が少しでも入ると、ただでさえ少ない時間がさらに時間がなくなり、掃除や洗濯など、緊急性が低いものからどんどん家事が溜まってイライラ。育休中のブランクもあるし、あああ、ほんとは看護の勉強もしたいのに~!!!

そしてある日、ついにブチ切れて「ねえ、この状況見て何も思わないの?!ちょっとくらい何かやってよ!」とパパに言ったところ、パパはキョトン。何かって?…という顔を見て、私はパパと全く連携をとれていないことに気づきました。

そして、これでは看護師と育児を両立できるはずがない!と猛反省。それをきっかけに、私もパパとの連携の仕方を考えるようになりました。

指示を出す

看護師の仕事と家庭の両立をするときに、「どこがどのように大変なのか」を伝え「して欲しい事はきちんと伝えるので手伝って欲しい」という相談から始めました。

そして、具体的に「今、手が離せないからオムツを替えて欲しい」「明日、燃えるごみの日だから、会社に行くときに一緒にゴミ出しをお願い」「次の水曜日は、どうしても早めに出勤しないといけないから保育園へ送ってほしい」と伝えるようにすると…パパはすぐに手伝ってくれ、だんだん物事が回るようになっていきました。

「そっか、パパは、私が何を手伝って欲しいのか分からなかっただけなんだ…!」きちんと言語化することの大切さをものすごく感じました。

褒める

例えば今まであまり自炊をしてこなかったとして、これで大丈夫かな、おいしいかな…と不安に思いながら作ったご飯に対して、「え…これ…なんでこの切り方にしたの?煮物は角切りしたあと面取りするもんでしょ?」なーんて言われたら、萎縮してしまいますよね。パパに家事を担ってもらうとき、これと同じことをしてしまわないように気をつけなきゃと、思います。

これまで家事をあまりしていなかったパパであれば、家事も自信がない可能性があります。私も最初の頃は「ねぇー…これなんで洗濯ネットに入れないで洗ったの?」「え?なんでこんな干し方したの?乾かないじゃん!」といった具合でつい責めてしまったことがあったのですが、そうするとパパの機嫌は悪くなるわ、「じゃあママがやってよ」と喧嘩になりそうになるわ、1つもいいことがありませんでした…

「~だと~なってしまうから、~してくれると嬉しい」とやんわり伝えること。そして、次にそれをやってくれたときに、感謝すること…この積み重ねが地味に大事だと思っています。

下手でもやってもらう

それからこれは、私ができなかった(そして結果困った)ことなのですが…パパが不慣れで下手だからといって、ママが何でもかんでもやってしまうと、後から困るということ!私は本当に困りました!

でも、急にいろいろ任されるパパはもっと困ります。最初はパパがどんなに下手でも“やってもらうことに意義がある”と考えて、どんどん積極的にやってもらうといざ復職するときに、パパもママもお互いの負担が減ると思います。

パパと良い関係を築きながら、家事育児に積極的に参加し続けてもらうためには、ママの態度も大切だと感じます。最初は全然うまくいっていなかったのですが、今では、パパもどんどん育児・家事に積極的に取り組めるようになりました。

 

ママが看護師…このとき、特に忘れちゃいけないホウ・レン・ソウ

最後に忘れてはいけない事、それは医療現場でもよく使われる“ホウ・レン・ソウ”。私はパパとのホウ・レン・ソウを最も大事にしています。

私は、現在はクリニック勤務の為、勤務時間に大きな変動はなく助かっているのですが、早出や夜勤など変動勤務の場合、勤務表はいつでもすぐに見える所に張り出し、特にパパに協力を要請したい夜勤の日などは目立つようラインを引いておくなど、視覚的に確認しやすいように共有することが必須だと思います。

あと、私がオススメなのは、Time Treeというスケジュール管理アプリです。 自分と相手のスケジュールを照らし合わせてみる事ができたり、相手の予定変更は通知されたり、家族のスケジュールが分かると安心感もあって、使っていてかなり便利です。

あとは、祖父母や親せき、病児保育、預かり保育など、いざという時に子どもを任せられる人や場所の情報はお互いに共有しておくこと。連絡先はママしかしらない、という状態になると大変なので、パパも同じように対応できるようにしておくと、ママももっと働きやすくなると思います。

 

まとめ

看護師と家庭の両立は、やりがいもある分、大変な事も多くあります。そして、大変な毎日の中でお互いがストレスを抱え込むとケンカになり、余計ストレスになります。(私の経験上、こうなるといいことは何もないです…)

お互いが出来る事を出し合って、日々のタスクをどう協力してこなし得るのか検討し合ってお互いに丁度良いチームを作っていきたいですよね。そして、そうしていく中で、家族としての絆も強まると…思っています!

 

この記事を書いたのは

幸まま

二児の男の子のママ。クリニック勤務。子育てに仕事と毎日奮闘中。子供たちと笑顔で楽しく過ごすことをモットーにしています。 辛い楽しいを経験する中で、良いなと思う情報を発信していきたいと思っています。

 

イラスト・Ayumi-chan

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