訪問看護、私にもできるの?
患者さん一人一人と向き合う、訪問看護。
「 やりがいがありそうだけど、 自信がない」と感じたり、「どんな人が向いているの?」と疑問に思ったりする方もいるのではないでしょうか?
そこで、訪問看護を経験した方から、「訪問看護をやっていてよかったこと・辛かったこと」をお聞きしました。
今回は辛かったことの体験談をご紹介します。
訪問看護とその他の職場の大きなギャップ
そもそも、訪問看護と病院やクリニックでの看護はどのような部分が異なるのでしょうか。
経営をするという意識が看護師がギャップを感じる要因となっているようです。
「病院」と「会社」の違い
介護事業が主体の会社の訪問看護事業所のため、医療での訪問は少ない。 介護が主体の事業所のため給料が少ない。常勤が少ないため負担が大きい。
会社の規模が大きく市内に幾つも同事業所を構えていますが、ひとりひとりの訪問件数、業績などを毎月チェックされ、経営マインドを持って業務にあたるよう上司から皆、言われています。 そんな事よりも、利用者ひとりひとりのケアについて考える時間がもっと欲しいです。
また、当然のことですが、看護の形も随分と違う部分がみられます。
一人で家族と密に接する難しさ
訪問する全員が同じ看護を求められるところです。 やりすぎると、家族はやってくれることが当たり前になるので、ほかのスタッフからブーイングがでます。
一人で訪問先での状況に合わせた判断と対処が求められるところが、負担に感じることもあります。 初めてのスタッフは、来て欲しくないと言われて、訪問先で指導の看護師の訪問終了を車の中で待機したこともあります。
1人での訪問だから、性格的に大変な患者にあたると1人で全部対応しないといけないから精神的に辛いし、責任も重い。
今まで行ってきた看護と、「訪問看護」にギャップを感じる方が多いようですが、実際の業務の中で辛いと感じる部分はどのようなものなのでしょうか?
次のページで見てみましょう!