まなび
  • 公開日: 2018/12/19
  • 更新日: 2019/7/16

低アルブミン血症とは?発症の原因から治療方法まで

低アルブミン血症(ていあるぶみんけっしょう)とは

血液中のアルブミンの濃度が異常に下がる低蛋白血症の1つ。アルブミンはヒト体内における主要な蛋白のひとつ。血清における蛋白のおよそ60~70%を占める。多くのホルモン、薬剤や分子化合物は血中でアルブミンと結合している。

原因

アルブミン合成能低下

アルブミンは肝臓にて合成されるため慢性肝炎、肝硬変、肝不全、ウィルソン病などの肝疾患によってアルブミン合成能が低下するから。

アルブミン喪失

尿中にアルブミンが漏出してしまう腎糸球体の障害(慢性腎臓病、糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群など)によるもの。

アルブミン原料の不足

慢性的な栄養失調によるアルブミン原料の不足。

症状

浮腫。低アルブミン血症により膠質浸透圧の低下から、循環血漿量が維持できず水分が間質に流出するため浮腫を来たす。


この続き(検査・治療方法)は会員登録をすると見ることができます。

会員登録(無料)
すでに会員の方は、続きは↓2ページ目↓で

ラウンジ(掲示板)での関連投稿

ナース専科会員の方同士での「低アルブミン血症」に関する会話はこちらにございます。
低アルブミン血症と塩分制限
全身性浮腫について

関連記事