コラム
  • 公開日: 2018/8/6
  • 更新日: 2019/10/15

【連載】ナースの転職知恵袋

面接前に読みたい!面接で落とされる人・採用せずにはいられない人の違い

『ナースの転職知恵袋』とは、ナース専科を運営する(株)エス・エム・エスキャリア提供の転職支援サービス「ナース人材バンク」より、はたらくに関する役立ち情報をお届けするコンテンツです♪

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看護師は慢性的な人手不足。どこの医療機関からも引く手あまたです。しかし、「売り手市場だし、履歴書通れば面接も受かる!」と油断すると、あっさり落とされることも…

そこで…採用する側から見た「面接で落とされる人」「採用せずにはいられない人」の違いを解説します!

 

落ちる人と受かる人、それぞれの特徴

面接で落とされる人

icon_〇マナーが悪い人

院内に入る前にコートを脱ぐ、きちんとした挨拶をする、席を勧められてから座る、相手の目を見て話すといった基本的なマナーは、やっぱり大事。また、面接前に匂いの強いものを食べたり、たばこを吸ったりしてしまうと、匂いが衣服に付いてしまうため、清潔感がないと思われる可能性があります。

icon_〇会話のキャッチボールができない人

面接官に聞かれたことに対する回答が的外れだったり、考えてきたことを一本調子で話す、反対に緊張しすぎて全く話せないといった人は、不採用になる傾向が強いようです。採用面接の場で、会話のキャッチボールが上手くできていなければ、患者さんや他の看護師とのコミュニケーションも上手くいかないと思われてしまいます。

icon_〇自己主張が強すぎる人

「休みは固定してほしい」「夜勤は絶対できない」「早出遅出は無理です」など、自分の希望ばかり主張する人も良い印象を与えないようです。強すぎる自己主張は、裏を返せば協調性の無さと判断される恐れがあります。看護は決して一人でできる仕事ではなく、複数人の看護師が共同して行うもの。チームプレーが基本である看護の現場において、自己主張の仕方には十分気を付ける必要があるようです。

採用せずにはいられない人

icon_×相手の気持ちを察することができる人

面接官の質問の意図を汲み取って、聞き手に伝わりやすい、的確な回答ができるような人は採用されやすいと言えます。例えば志望動機を聞かれた時に「何に魅力を感じたか」という話で終わってしまうのが普通の人。それに対して採用せずにいられない人は、「自分がその病院に対してどう貢献できるのか」という点にまで話を広げます。患者さんが求めていることを感じ取る敏感さは、実際に仕事をする上でも不可欠な能力。相手の立場に立って考えられる人は、どこの職場でも重宝されるでしょう。

icon_×精神的なタフさが感じられる人

過酷な医療の現場では、激務をこなす体力があることはもちろん重要ですが、厳しい状況に負けない精神的なタフさもまた必要です。過去に苦しい状況をどうにか好転させたエピソードなどがあれば、是非アピールしましょう。自ら考え行動し、問題を解決できる能力は、臨機応変な対応が必要な医療の現場で求められる力です。

icon_×真摯さ・一生懸命さを感じられる人

最後にものを言うのはやはり、「この病院で働きたい!」という熱意。緊張のあまり、話が多少たどたどしくなっても焦ることはありません。採用側は、話が上手な人を採りたいわけではないからです。面接官の目を見て、一生懸命答える姿勢を見せましょう。また、不明点、確認しておきたい点を積極的に質問することも、働きたいという熱意をアピールする一つの方法です。

「この人と一緒に働きたい」と思わせられれば、内定はすぐそこ!ご紹介したポイントを押さえて、自信を持って面接に臨みましょう。

 

アドバンス編|もう一段上の面接ポイント

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希望する病院の面接にいったものの、落ちてしまった…そこの病院がいいという熱意もあったし、コミュニケーションも問題なかったはず!それでも落ちてしまう場合も、あるんですね。原因は、“もう一段上”まで考えられていなかったことかも。
更に上の面接ポイントとは…

icon_3POINT1:自分の目線だけになっていないかどうか

「私はこういう看護をしたい」「私はこの分野で経験を積みたい」…これだけで話を終えては勿体ありません。面接の時に、看護観やご自身のキャリアについての考えを伝えることは大切なこと。ただ、その先に「患者」「組織」「社会」などの姿が見えることも大事です。

「高齢者が増える中で、少しでも早く自立した生活が送れる手助けをするために、こういう分野で経験を積みたい」「身内のがん治療を目の当たりにしてきたため、がん治療の分野で経験を積んで、こういう問題を解消する土台になりたい」…こんな形で、どうしてそうなりたいのか、その先に何を成し遂げたいのかなどが具体的に見えている方がイメージもわきますし、漠然と看護スキルを上げたいという人よりも研鑽を積んでいけそうに思えます。面接という短時間で印象に残り・選ばれるためには、“イメージが湧くかどうか”は重要なポイントになってきます。

icon_3POINT2:需要と供給を考えられているかどうか

人材としては魅力的だとしても、組織としての現状求めている人ではない、ということは往々にしてあります。 例えばリーダーなど管理業務や指導ができるレベルの人材が不足している中で、やる気も向上心もあって好印象だけど経験が浅い人が採用されるかというと…採用される確率は、どうしても下がりますよね。

また、従業員の人員は流動的なため、求人が出された時と、実際に面接をする時とでは、状況が変わっているということもあります。「面接に行ってみたら話が違った・・・」という話も耳にする機会があります。最新情報は面接の場で確認するようにしましょう。

人材紹介会社を通している場合は担当者が最新情報を確認しているので、面接に行ったら募集内容と全然違う!ということは少ないでしょう。そういった無駄手間を省くために、人材紹介会社を利用するのもありです。

 

考えておきたいこと

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自分自身のキャリアや生活のために譲れないポイントは人それぞれ。分野なのか、環境なのか、教育体制なのか、はたまた給料や勤務時間なのか。その中での優先度を一度考えておきましょう。 「給料は高くて、夜勤なしで、休みはたくさん!福利厚生も大事!」…と言いたいものですが、全てが完璧な条件の求人は、ないと言っても過言ではないと思います。何は譲れて、何を大事にしたいのかしっかりと考えてから面接に臨むようにしましょう。

うーん…段々よくわからなくなってきた…という方は、一度、人材紹介会社で転職のプロに相談してみるといいかもしれません。

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