「自己分析」とは、自分の長所や短所、価値観などを知ることで、自分を客観的に見ることができ、自分の性格や性質、強みなどを把握するもの。
多くは就職活動の際に自己分析シートなどを使用して行うことが多いから、転職が多い看護師は自己分析していることが多いかも。
さらに、自己分析は転職の時だけでなく、普段の看護師の仕事にも役立つこともあるから悩める看護師は必見!
看護師の自己分析
ナース専科調べ(2024年2月10日/有効回答数:463)
自己分析の経験があるナースと、あまり自己分析の必要性を感じていないナースがほぼ半分ずつに分かれる結果に。
転職や看護師への適性を知るための自己分析だけでなく、職場での人間関係を解決するために自己分析をすることも多いみたい。
より良いナースライフに自己分析は必須!?
自己分析の経験あり
多くは転職時に自己分析
就職時に適性診断を受けたり、長所や短所を考えたりした。
今までの経験踏まえて、自分に合った領域や病院規模を考えた。
転職の時、自分のやりたいことと、今の私がやれることの狭間で悩んでいたことがある。様々な書籍を読んだり、自分の気持ちと向き合い、関連図の様な表に書き出し、理解を深めた。
就活の時自分の自己PRをする際に自分の強みについて書き出しながら考えたことがある。
看護師や役職への適性を知るため
認定看護師に向いてるのか否かを知るため
管理者の適性があるか悩んだとき
看護師に向いているかどうか悩んだ時。
学生時代に『看護師向いてないのでは?』と教員に言われたり、転職時、ふと目にした自己分析サイトで試したことがあるし、長所短所を履歴書に書く際、改めて考え直した。時々自己分析することは良いと思う。いつの間にか他力本願になっていたり、なりたい自分と違う方向に向き始めていることがあり、都度修正できるから。
自分が何のために仕事をしているか、仕事をする意味、仕事の何が楽しいか、など書き出したりした事がある
患者さんとの関わりをより良くするために
仕事中に患者さんやスタッフと関わっていく中で、自分自身と向き合う必要性を感じ、自己啓発本やその類の自己分析方法などを勉強し自分と向き合ってきた。まだまだ分かっていないし、行動や思考を変えるのは難しいと感じるけど、これからも自分と向き合っていきたいと思う。
患者さんとコミュニケーションが上手くいかなかったり、インシデントレポートを書く場合に行う。プロセスレコードなども活用し、自分の性格傾向や思考パターンを振り返る。
同じ失敗や注意をうけることが続いたりすると、同じ事を繰り返さないために、自分の性格など分析し、どうしたら良いかを紙に書き出してまとめたりした。
自分の行動を振り返るため
自分の行動と感情を振り返り、具体的に紙に書き出したりはしていないが、なぜその時、その状況で、その行動や発言をしたのか考える。
30年以上勤めた前職を辞めた時、自分の性格やスキルについて振り返った
自分の現状において、何がその状況・思いに至る事につながったのか、自分の性格、強みと欠点、他者との違いを振り返ってみたことがあります。
職場の人間関係に悩んだ時も
職場の人間関係に悩んだ際、16性格診断をし、自分のことを客観的に見つめ直すきっかけにしました。
時々職場の同僚や他のグループ仲間との関係を関連図のように紙に書き出して分析し、パワーバランスを考えながらちょうどいいポジションを探している。
職場の人間関係に悩む事が多く自分なりに職場の環境や相手の行動や自分の行動を振り返ってみたがやはりソリの合わない人達とは付き合えないと思い退職した。
以前自己分析が必要な研修に行った時の事を思い出して、病棟の中でいざこざがあった時 自分はどんなことができただろうかと思ってしたことがある
職場での意見対立から、自分の傾向、仲間だと思い込んでいた人との価値観の違いに悩み、何故相手はそう考えるのか?同じ目的にむかうのに交渉手段が必要なことを思い知ったから。
職場の先輩にびびって思考も鈍り、学習能力もコミュニケーション能力もしばらくの間下がっていた頃。
FFPQなどのビッグファイブ診断や価値観リストを活用して自分のニーズを明らかにした。
自己分析はしない派
本当の自分を知ることが怖い…
やり始めたけど最後までできなかった。知るのが怖い
向き合っていくのが、面倒な気持ちと怖さがある
マイナス面を自分を否定されると思ってしまうから。
客観的に冷静に直視できない。否定されてると感じてしまう。だから見たくない。
前向きに捉えられたら良いのですが。
必要性を感じない
自己分析法は、その時の気持ちで返答が変わり、結果が絶対値ではないことが多いため。
自己分析は、時間もかかるため必要性が高まらなかった
イラスト・まえかわしお