MRSA腸炎
読み方:えむあーるえすえーちょうえん
読み方:えむあーるえすえーちょうえん
MRSA腸炎
高齢者や、胃切除後の患者にも起こる腸炎の中に、MRSAが便中から検出されるケースをMRSA腸炎と呼ぶことが多い。ただし多くは他の原因による腸炎でMRSAを保菌している場合が多いことがわかってきた。胃切除後は胃酸分泌が低下し、MRSAが胃酸で殺菌されないためと考えられる。院内感染による拡大を防ぐために、隔離や感染対策が必要になる。経過は長期になることが多い。再発や死亡する場合もある。
原因
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
黄色いブドウのような菌、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)。他の色もあるのか調べてみた
好発
胃切除後、高齢者。
症状
激しい水様下痢(緑色調)、腹痛、発熱、麻痺性イレウスなど。
検査
内視鏡検査で、発赤、びらん、浮腫がみられる。主に小腸に発症する。
治療
原因薬剤中止。バンコマイシン投与。