運動麻痺
読み方:うんどうまひ
読み方:うんどうまひ
運動麻痺とは
脳・脊髄から末梢神経に至る運動神経や筋肉へ伝わる過程が障害されると、随意運動が正常にできなくなる。この状態を運動麻痺という。
痙性麻痺や弛緩性麻痺などさまざまな麻痺症状があり、麻痺の分布によって4つに分類される。
分類
単麻痺
四肢の一肢だけの麻痺。下位運動ニューロンや大脳皮質運動野などの障害で起きる。
片麻痺
一側の上下肢の麻痺。臨床上一番多い。脳血管障害による内包付近の障害が多く、大脳皮質運動野の障害でも起きる。
対麻痺
両側の下肢の麻痺。脊髄(胸髄以下)や筋の障害で起きる。
四肢麻痺
四肢を含む全身の筋力低下による麻痺。橋や上位頸髄の障害で起きる。