エッセイ

現役ナースが考える看護師に向いてる人と向いていない人

2019/10/2

皆さんは、自分が看護師に向いていると思いますか?今回は、看護師に向いている人、向いていない人について、現役看護師が考えていきたいと思います。

 

看護師に向いている人はこんな人

看護師として働く中で、こんな人を見たとき「看護師に向いているな」と感じます。

人と接することが好きな人

看護師は、患者さんだけでなくスタッフなど、日々たくさんの方と接します。そのため、小さな頃から「人と接することが好きだ」と感じている方、俗に言う「コミュニケーション能力の高い人」は、看護師に向いていると思います。

先輩後輩、役職に関係なく、誰に対しても平等に接することができる人は、いるだけで重宝されますし、患者さんからの評判も良く、周囲から頼られる存在になると思います。

笑顔を絶やさない人

看護師の職場では、時に大変、辛いと感じてしまうシーンもあります。患者さんの急変が続いた時、身体介助の人が多い時など、心身ともに疲れやすい状況であっても、常に笑顔を絶やさずに仕事をこなせる方もまた、看護師に向いていると思います。

患者さんへ安心感を届けるというのも看護師の仕事のひとつです。笑顔を大切にしている方は、それだけで患者さんの癒やしとなり、ステーション内の雰囲気そのものを明るくすることができるはずです。

要領の良い人

看護師の仕事は多岐にわたり、業務量もかなりの多さです。そのため、要領よく次々とこなさないと、あっという間に終業時間となり、残業続きとなってしまいます。

そのため、どんなに忙しい日であっても、自分の仕事を要領よく終わらせ、定時に近い時間で帰ることができている方もまた、看護師に向いている人だといえます。筆者は要領がとても悪いので、要領の良い人は心から尊敬します・・・!

 

こんな人は向いていないかも・・・

向いている人がいる一方で、やはり向いていないタイプというのもあるかと思います。「ちょっと看護師に向いていないかも・・・」と思われるようなタイプは、以下のような方ではないでしょうか?しかし、そのような方でも看護師として個性を生かす方法もありますよ。

一人が好きな人

周囲と常にコミュニケーションをとりながら仕事をしなければいけない看護師において、「一人が好き」という人は、コミュニケーションに対して苦手意識があることが多いため、情報共有の時などでも悩んでしまいがちです。

しかし、そのような人は、「聞き役」に徹してみてはいかがでしょうか。適度に相槌を打ちながら相手の話に耳を傾け、話を理解すれば相手が不快になることはありません。

また、患者さんの中にも「看護師と積極的にコミュニケーションをとりたい人」がいる一方で、「ほっといてほしい人」もいます。一人でいることが好きな看護師さんは、そういった「ほっといてほしい人」の気持ちがよりわかり、適切な距離感をつかみやすいはずです。そういった面では、一人が好きという看護師さんは病棟に一人はいてほしいタイプの人であるともいえます。

ネガティブ思考で考えてしまう人

自分の仕事に対して自信がなく、ネガティブ思考の人は向いていないタイプかもしれません。ミスやトラブルが起ってしまうと「どうせ自分は…」とマイナス方向に考え、日々いろいろなことが起る看護師の仕事そのものが辛くなってしまいます。

でも、「どうせ自分は…」と考えられるということは、自分の看護に納得できていないということを示していることであり、それだけ看護師として伸びしろがあるということでもあります。

それは日々変化する医療の現場において、成長する上で大切な要素のひとつだと思います。二度と同じミスをしないために、メモをするなどして対応していくうちに、しっかりと成長していけることでしょう。

「生活のために看護師をしている」「とにかく早く帰りたい」としか考えられない人

看護師として働く人がみんな、「患者さんのために」と思って仕事をしているわけではありません。中には「生活のため」「お給料が良いから」という理由で看護師をしている人もいます。

そういった人に対して、「看護師に向いていない」という意見もあるのですが、筆者はそうは思いません。そもそも仕事というのは、だれしも生活のためにしているものであり、プライベートを充実させてこそ、仕事も頑張れるのだと思います。

そのため、そういった理由で働いていても、看護師としての役割を果たし、それが結果として患者さんのために役立っていれば、十分働く理由として成立していると思いますし、そういった考えで仕事をしていても「向いていない」というタイプではないと考えます。

 

看護師にもいろんなタイプがいて当然!

自分は看護師に向いていない、そう考えている人へまずお伝えしたいこと。それは、患者さんにいろんなタイプがいるように、看護師にもいろんなタイプがいて当然だということです。

筆者も以前「看護師に向いていない」と悩んだ時期がありましたが、先輩から「そもそも看護師に向いているかどうかなんて、決めるのは、自分ではなく患者さんよ」と言われて、目が覚めたような気がしました。

たとえ一人でも患者さんが必要としてくれる限り、あなたは看護師に向いているのだと思います。辛いことや大変なことも多い看護師ですが、今日も一緒に頑張りましょう!

この記事を書いたのは

山村 真子 看護師として働きながら、ライターの仕事もしている、アラフォーママナース。看護系以外にも、育児や病気、介護など幅広い分野の執筆を行っています。時短勤務中だが、毎日定時に帰れるはずもなく、保育園の送迎はいつもギリギリなのが最近の悩み。

イラスト・BUFFALO-PEKO

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