エッセイ

看護師の転職活動でよくある悩みと解決のための糸口

2019/9/16

転職を決意した時に一番困ること。それは、「転職について、職場の人たちには相談ができない」ということです。今回は、看護師の転職活動でよくある悩み、そしてその悩みを解決させるためのヒントをご紹介します。

 

看護師の転職活動においての「悩み」

看護師の転職活動において、筆者自身もこんな「悩み」がありました。

なかなか辞めさせてくれない

看護師の職場は、どこも人手不足です。そのため、転職のために辞めたいと思っても、すぐに承諾されることはまずありません。「あなたが辞めたら、どうやってシフトを回せばいいの?」「来年の病棟人事がすでに決まっているから今さら無理」などなど、人手不足を理由に引き留められることが圧倒的に多いです。

中には「結婚・引っ越し以外は認めない」と言われていた職場もあるほど、看護師が職場を辞めるのは大変です…。

どの情報を信じて良いのかわからない

どんどん便利になるインターネット。様々な情報があふれているからこそ、転職においてもどの情報を信じたら良いのか、わからなくなってしまいます。

「このサイトでは良い情報しか載っていないけど、別のサイトでは悪い情報しか載っていない。」「A社ではオススメとして紹介されていたのに、B社ではオススメしないと言われてしまった」など、情報を集めるほどどちらが正しいかわからなくなってしまい、悩んでしまいます。

「転職は逃げ」と周囲から言われる

転職が決まり、退職日が周囲へ発表されると、主に自分よりも先輩の方々から言われるのが「転職するなんて、ただの逃げだよ」ということ。自分がたくさん悩み、出した結論に対して「逃げ」という表現をされてしまうと、「本当に自分の転職は正しかったのか」と心が揺れてしまいます。

 

転職にまつわる悩みは、こうして解決しよう!

看護師の転職時にまつわるこれらの悩みに対して、どう対処すれば良いのでしょうか?その解決策について、考えていきます。

何回伝えても辞めさせてもらえない時は、転職先の入職日を先に決めてしまう

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があるように、退職するにあたっては極力、前職場ともめることなく辞めたいものです。しかし、何回「退職したい」という意志を伝えても拒否されてしまう場合は、先に転職先の入職日を決めてしまってはいかがでしょうか?

師長など管理職の方々は、職場を運営していくため、職員を「辞めさせない」ことが仕事のひとつともいえます。そのため、辞めたいという意志を伝えても、それをすぐに受理してもらえないでしょう。

一方で、労働者の立場からすれば、仕事を変えるというのはひとつの「権利」なので、辞めさせてもらえないというのは、辞める権利を侵害されている状況である、ともいえるのです。そのため、何度も「辞めたい」という意志を伝えているのに辞めさせてもらえない場合には、転職先の入職日を決め、「もう次の転職先の日程も決まっています」と伝えることで、退職も良い方向に進むはずです。

情報が多すぎて迷ったら、自分で直接動いてみよう

情報が多すぎて、自分がどれを選択したらいいのか迷ってしまったら、直接自らの目で確認してみることも大切です。「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、どんなにインターネット上で情報を集めても、自分が直接感じたこと、それが一番の決め手になるはずです。

筆者は実際に現職に就くまで、5箇所以上の職場を実際に見学し、直接話を聞きに行きました。実際に話を聞いてみることで、「この管理職の方は自分の話を一方的にするだけで、こちらの意見は聞いてもらえなさそうだな」「ここの職場は、子育て中のスタッフに対する理解がなさそうだな」と感じることができました。

また、転職をサポートしてくれるサービスを利用することで、実際にその職場で働いている方から働きやすさや人間関係などの情報をもらうことができたり、その地域ならではの就職時の注意点等を教えてもらったりすることができます。 特に遠方の職場を探している場合は、そういったサービスを活用することもオススメです。

「転職は逃げ」は「羨ましい」という気持ちの裏返し

看護師として働く人には皆さんそれぞれ、様々な事情を抱えています。そして、働く方々の中には、ご家族の事情などで「転職したくてもできない方」もいらっしゃいます。

そんな中、「転職するために辞める」という話を聞くと、「羨ましい」そして「私はできないのに」という思いから、「転職は逃げだ」という表現をされる方がいます。自分の希望を叶える手段、または抱えている問題を解決する手段が「転職」しかない場合、たとえ「転職は逃げだ」と言われても、「違う」と心の中で反論することができます。

そのため、「私は転職できて良かった」と受け止めて、あまり深く考えないことをオススメします。

 

悩んだ期間が長いほど、転職後に頑張れる!

転職には、様々な悩みや不安がつきものです。しかし、悩んだ期間が長ければ長いほど、転職後に頑張れるのだと思います。今回ご紹介したヒントを参考に転職活動を進めてみてください。悩み抜いて選んだ転職先で、皆さんが笑顔で働けることを祈っています!

 

この記事を書いたのは

山村 真子

看護師として働きながら、ライターの仕事もしている、アラフォーママナース。看護系以外にも、育児や病気、介護など幅広い分野の執筆を行っています。時短勤務中だが、毎日定時に帰れるはずもなく、保育園の送迎はいつもギリギリなのが最近の悩み。

イラスト・ミキ

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