• 公開日: 2019/7/8
  • 更新日: 2019/7/12

今の職場に向いてないかも?自分の性格から適した診療科を探そう

みなさん、配属希望はどこに出しましたか?そしてどの科に配属されましたか?

私はといえば、新卒当時、特に大きな野望を持っていたわけでもなかったため「勉強しておけば損はないだろう」という適当な(?)理由から、糖尿病に関係する科を希望しました。結局、配属されたのは血液内科でしたが、幸い自分の性格には合っていたと思っています。恐らく、ものすごく忙しいICUのような職場だったら、仕事を続けられていなかったかもしれない・・・と、今振り返ると思います。そのくらい、配属先によって違いがありますよね。

仕事が辛くて辞めたいと思っている新人さん、もしかしたら、科を異動するだけで劇的に仕事のしやすさが変わるかもしれませんよ。

 

自分の性格に合った診療科はどこ?

新人のうちは、看護師の仕事そのものに慣れていないため、自分の性格が仕事の進み具合を大きく左右しがち。看護師という仕事に慣れるには、自分の性格に合った科で学ぶのが近道だと思います。

外科派?内科派?

まず、自分が外科系に向いているのか、内科系に向いているのかを考えてみるところから入ると簡単です。

外科では一般的に、手術や処置をして治癒を目指す傾向にあります。手術後には急変することも少なくありません。観察力や判断力が必要とされているといえるでしょう。

一方内科では、慢性的に病気と向き合うことを必要とされていることが少なくありません。病気について指導をしたり、精神的でのケアを提供したりする機会が多いといえます。世話好きの人や話をゆっくり聞いてあげることが得意、という人が向いているかもしれません。

救急系の科?それとも療養系の科?

次に、救急系の科が向いているのか、緩和・療養系の科が自分に合っているのかについても考えてみると、より明確になってくると思います。

病院では急性の患者さんが入院してくるため、どの科においてもある程度バタバタすることは免れられません。そのようなバタバタする状況が、慌ただしく感じて苦手だという人は、比較的にルーチン業務で仕事を行える療養病床や、リハビリ系の科が向いているかもしれません。

ルーチン業務だと単調すぎて飽きがくるという人は、救急系の科で看護師として働く方が向いているでしょう。

 

でも・・・向き不向きにこだわりすぎないで

自分に向いていそうだと思う診療科を考えて希望を出すことは、一定重要なことです。やはり、向いている職場環境の方がなじみやすく、仕事がスムーズに運ぶことで、仕事を続けやすいからです。

でも、一方でそこにこだわり過ぎるのはよくありません。

私の友人の話なのですが、「子供が嫌い」と公言していたのに小児科に配属されてしまった人を知っています。異動前は本当に嫌そうにしていました。しかし、いざ勤務が始まってみると・・・小児科での彼女の対応が抜群だと評判になるほどでした。

自分が気づいていない「自分の可能性」もあるものです。 そもそも新人のうちは、10年も仕事をしている看護師のように振るまえなくても当然です。まずはその職場で、自分ができることをできる範囲でトライするという姿勢も忘れないでくださいね。

 

この記事を書いたのは

mathy

日本でナースとして働き、長年の夢であったオーストラリア移住を夫婦で果たしました。オーストラリアで3人の子供を出産し、今はライターとして、健康記事や美容記事を中心に執筆活動しています。

 

イラスト・ツヤコ

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