1. トップ
  2. ナーススクエア
  3. 看護クイズ・読み物
  4. エッセイ
  5. 患者さん以上に難しい?医師とのコミュニケーションで嫌な思いをしないために

患者さん以上に難しい?医師とのコミュニケーションで嫌な思いをしないために

  • 公開日: 2019/6/28
  • 更新日: 2019/7/16

 

実習生と新人ナースの大きな違いの一つ、それは医師とのコミュニケーションが発生するかどうか!親しみやすい先生がいる一方で、「どうやってコミュニケーションをとればいいのだろう?」と悩んでしまうような先生もいるのではないでしょうか。

今回は、医師とのコミュニケーションで嫌な思いをしないための方法について、考えていきます。

 

コミュニケーションをとりづらい先生は、こんな人!

先生とのコミュニケーションにおいて嫌な思いをしやすいシーンをいくつか紹介します。 皆さんの職場にも、こんな先生はいらっしゃいませんか?

ケース1 特定の看護師としか話をしない

お気に入りの看護師が複数名いて、その看護師以外とはコミュニケーションをとりたくない、という先生。お気に入りの看護師には自分から積極的に話しかけ、そうでない看護師に対してはたとえ挨拶をされても無視。そんな先生も、残念ながらいらっしゃいます・・・

ケース2 すぐに怒る先生

ちょっと質問しただけなのに「そんなこと、俺に聞くな!」と怒られてしまうと、それだけで落ち込んでしますよね。それと同時に、次に話しかける時「また怒られるかもしれない」という考えが頭をよぎり、話しかけにくくなってしまう先生もいますよね。

ケース3 そもそもほとんど病棟にいない

外科の場合は特に、手術や外来対応に忙しく、ほとんど病棟にいないという先生もいます。病棟へ来てくれたとしても、滞在時間がわずか数分なので、話を聞きたくてもタイミングが合わないとあっという間にいなくなってしまい、電話で聞こうとしても、先輩から「今は忙しいから、後にしたほうがいい」と言われてしまい・・・一体いつコミュニケーションをとればよいか、悩んでしまうこともあります。

 

先生たちとは、こうやってコミュニケーションを図ろう!

さまざまなタイプの患者さんがいるように、医師もさまざまなタイプの方がいらっしゃいます。では実際にそういった先生方とは、どういったコミュニケーションをとっていけばよいのでしょうか?そのヒントをご紹介していきましょう。

まずは先輩がどうやってコミュニケーションをとっているか、観察する

その病棟での勤務が長ければ長いほど、先輩は診療科の先生方とのコミュニケーション術に長けています。そこで、その先輩がどうやって医師たちとコミュニケーションをとっているか、まずはじっくり確認してみましょう。

そうすることで、「あの先生は、パソコン作業中に話かけても大丈夫なんだ」「あの先生は、実は意外とフランクなんだな」といった、一人では見いだせなかった先生の特徴が見つかるでしょう。 そして、それらを参考にすることで、先生から理不尽に怒られる、ということは自然となくなっていくはずです。

実際に筆者はこの方法で、先輩を見習って、ある先生に対しては言葉ではなくすべてメールで残しておくようにしたところ、きちんとコミュニケーションがとれるようになったことがありました。

あえて自分から伝えず、先輩へお願いする

これは「お気に入りの看護師としか話さない先生」に対しての方法なのですが、あえて自分から積極的にコミュニケーションをとろうとせず、まずはそのお気に入りの先輩ナースへコミュニケーションを依頼する、という手段があります。(もちろん、自分から挨拶するなど社会人として最低限のマナーを守った上で、です!)

そして、それから「なぜその看護師がお気に入りなのか」を観察すると、「先生が知りたいと思っている情報を的確に伝えている」「その診療科に対する知識と経験が豊富」など、必ずあなたにとって有益なスキルとなることが見つかるはずです。

職場以外でのコミュニケーションの場に参加してみる

多くの病棟では、歓送迎会や納涼会など、業務以外でのコミュニケーションの場があります。勤務以外の時間ですので、必ずしも参加しなければならないわけではありませんが、そういう業務以外のコミュニケーションの場に顔を出してみると、医師の意外な素顔を知ることができる場合があります。

実際に筆者には、それまで「寡黙で静か」という印象だった先生が、実はとてもおしゃべり好きだったことが分かった、という経験があります。看護師ともっと積極的にコミュニケーションをとりたいと思っていても、元々の性格が人見知り(!)のため、話しかけられなかった、という事実が判明したのです。 業務外でお会いすると、職場でのイメージとは全く違うタイプの方だった、と気づくこともあるんだと思った出来事でした。

 

コミュニケーションで、先生も「同僚」に

看護師同士でのコミュニケーションだけでも大変なのに、先生にまで・・・と思ってしまうかもしれませんが、一度先生と良好な関係を築けると、先生から直接その診療科についてより詳しく指導してもらえることもあります。

先生も同じ職場で働く、いわゆる「同僚」です。ぜひ先輩たちのコミュニケーション方法を学び、先生方と良好なコミュニケーションをとれるようになっていただければと思います。

 

この記事を書いたのは

山村 真子

看護師として働きながら、ライターの仕事もしている、アラフォーママナース。看護系以外にも、育児や病気、介護など幅広い分野の執筆を行っています。時短勤務中だが、毎日定時に帰れるはずもなく、保育園の送迎はいつもギリギリなのが最近の悩み。

 

イラスト・Ayumi-chan

この記事を読んでいる人におすすめ

エッセイの新着

「看護師の介護離職は共倒れのリスク!仕事と介護を両立するポイントは?

介護のために離職する「介護離職」が問題視されています。家族の介護の負担は想像以上に大きいものです。しかし実は、負担を軽減するためと思って介護離職をしても、実際には期待していたほどの効果はありません。むしろ、貯金を切り崩していく日々に不安を感じ、消耗していく看護師が多いのが現実です...

2020/5/27

【2020年保険料引上げ!】介護保険制度の基本と今後の見通し

2020年3月分(4月納付期限分)より、全国健康保険協会の介護保険料率の引上げが行われました。40歳以上になると介護保険への加入が義務付けられています。介護保険料は介護の現場を支える財源となります。看護師が介護保険の基本からしっかり理解できると、患者さんへ的確な説明・提案ができる...

2020/5/25

病院の福利厚生ってなに?どこを比べればいいの?

福利厚生は職場選びにおける重要な判断材料の一つです。福利厚生についてしっかりと理解することができれば、額面給与だけではわからなかった職場の良し悪しが見えてきますよ。また、医療機関ならではの福利厚生が準備されている場合もあります。今回は福利厚生について説明しますので、ぜひ参考にして...

2020/5/21

【コロナ・ショック】不況時に看護師がお金を守るためには?

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中の経済が大混乱しています。経済が完全に復活するまでにどのくらい時間がかかるのか、資産にも影響が出て不安を感じている人も多いかもしれません。 しかし、看護師は不況に強い職業です。不況時でも落ち着いて行動すれば資産を守ることができます。今回...

2020/5/18

終活?人生会議?どのように人生の最期の準備をすべきか解説

より良い人生の最期を迎えるためには事前の準備が欠かせません。命の危機が迫った状態になると約7割の方が、これからの医療や介護の方針について意志表示できなくなるといわれています。また、死を迎えるまでの生活を考える上でお金は切っても切り離せない存在です。 超高齢化社会に突...

2020/5/13

新人ナースのサバイバル術の新着

先輩看護師から好かれる髪型、敬遠される髪型

学生時代の頃から、看護師は「髪型」について指導されます。筆者が学生の頃はナースキャップのかぶり方を指導されましたが(もう10年以上昔です・・・)、髪型をどうするか、は新人看護師さんにとって悩みどころの一つだと思います。そこで今回は、指導役経験のある筆者が新人看護師さんの「髪型」に...

2019/8/14

早く帰りたい!先輩から「残業」を言い渡されたときの対処方法

「働き方改革」が提唱されている昨今ですが、看護師の職場はその仕事内容ゆえに残業が多くなりがちです。 しかも、先輩ナースの中には残念ながら「新人だから」という理由で、“新人が残業しない”ことについて快く思っていない人が一定数います。そこで今回は、早く帰りたいのに先輩から残業を...

2019/7/22

今から憂鬱・・・苦手な先輩と一緒の<2人夜勤>

病棟看護師として、避けては通れない「夜勤」。その夜勤での働き方を左右するのは、一緒に夜勤をするメンバーではないでしょうか?今回は、苦手な先輩と一緒の夜勤について、お話したいと思います。   苦手な先輩との夜勤、「あるある」 苦手な先輩との2人夜勤にお...

2019/7/20

あとからでてくる夜勤のツケ!若いうちからの夜勤の過ごし方がカギ

私は、実は若いころにしか夜勤を経験していません。(夜勤なしの病院に転職したのです)しかし、若くてもすでに、夜勤をすることでマイナートラブルを感じていました。 末永く交代勤務をこなそうと考えている方は、若いうちから「上手に夜勤を過ごす工夫」を覚えることが大事だと思います。夜勤...

2019/7/19

どうする?どうなる?看護師の「有給取得」

病院をはじめとした看護師の職場では、「普通の休暇ですらなかなかとりにくいのに、有休なんて夢のまた夢・・・」というケースも少なくないのではないでしょうか。しかし・・・2019年4月の法改正により、「有給休暇(有休)取得が義務化」されているんです。 1年で5日間“有給”...

2019/7/17