エッセイ

新人ナースのサバイバル術

あ~また!仕事のミスをなくすコツ

2019/7/12

ナースの仕事でミスをしてしまうと、誰かの命を奪ってしまうことになるかもしれません。それでも、仕事に慣れていない新人のときにはミスは付きものではないでしょうか。

自分自身が落ち込んでしまうだけでなく、患者さんにも迷惑がかかってしまうミス。できることならなくしたいものです。私自身の経験を踏まえて新人ナースがミスをなくすヒントを紹介しています。

 

よくあるナースのミス

ケース1:確認不足によるミス

私にも経験があります。採血をしたけどスピッツが見誤っていた・・・ガーンですよね。そういった時に限って採血嫌いな患者さんだったり、血管の細い患者さんだったりして、落ち込んでしまいます。患者さんの命にかかわるものではありませんが、患者さんに不快な思いをさせてしまうことに違いはありませんし、自分自身のためにもなくしておきたいミスといえます。

ケース2:投薬ミス

看護師の業務で一番起こりやすく危険なミスではないでしょうか。投薬といっても内服、点滴、静注、筋注、点眼、外用薬と薬にもさまざまなタイプがあります。投薬方法が違えば、容量も異なるので注意が必要です。投薬時間を間違えたり、忘れたりということも考えられます。慎重な投与が必要な薬剤であれば、器械を通してセットしますが、それだけに間違いは許されません。また、麻薬類になると、その扱いはさらに厳重になります。

ケース3:転倒やチューブ類のトラブル

高齢者や認知症患者の入院があると、気が気でないのが、転倒や点滴・ドレーンといったチューブの抜去ではないでしょうか。「ついさっき確認をしたときにはおとなしく寝ていたのに、点滴を抜いてシーツに血が・・・」「あれほどナースコールを押すように頼んだのに、一人でトイレに行こうとして転倒」などなど。リスクのある患者さんが入院してきたら、どこの病院でも一番目の届くところに病床を設置して、防止に努めていると思います。それでも人間が相手の仕事なので、予期せぬ形で起きてしまうトラブルの1つといえます。

 

ミスを減らす5つの心掛け

1.業務の優先順位を考える

担当する患者さんは一人ではないので、優先順位を考えながら仕事をすることが大事です。時間を守らなければいけない処置。少々後回しにしても大丈夫なケア。目の前の仕事にだけ注目してしまい、仕事の全体像が把握できていないと、ミスにつながりやすくなります。

2.看護業務の目的を理解する

仕事に慣れていないので多少は仕方のないことですが、どうしてその処置が必要なのか、どんな理由でこの薬を飲んでいるのか、きちんと理解することが必要です。新人のうちは職場においてしっかりとした人間関係が構築されていないので、誰かに聞くということでさえも難しく感じるかもしれません。しかし、分からないことや知らないことをそのままにしておくことはミスにつながりやすくなります。業務の目的をきちんと理解することで、観察ポイントもおのずとわかってくるので、ミスが減るはずです。

3.急いでいてもダブルチェック

薬の種類や数量など間違いやすく危険を伴う業務については、ダブルチェックのポリシーをとっている病院が少なくないはずです。ダブルチェックを指導されているところできは、どれだけ忙しくても、ダブルチェックを怠ってはいけません。また、「間違っているはずがない」という目でダブルチェックをしたのでは意味がありません。どうせダブルチェックをしなければいけないのですから、ミスは見逃さないという気持ちでチェックをしましょう。

4.自分なりのチェックリストを作る

仕事を始めるとき、その日の看護業務の全てを把握することから始めると思います。仕事の整理をするときに、自分なりにチェックリストを作っておくと漏れをなくすことができます。休憩に行く前、帰宅前など要所でその日のチェックリストを確認するのです。仕事のやり忘れが防げて、他のナースに迷惑をかけることもなくなりますから、小言を言われなくてすみますよ。

5.同じミスはしない

どれだけ覚えておこうと思っても人間の記憶には限界があります。同じミスをしないためにもメモをする癖をつけましょう。「ミスにつながりそうだったこと」「新しく教えてもらったこと」など役に立ちそうなことは何でもメモに残す習慣を身につけてください。自分ではなく、同僚が経験した失敗も同様です。そしてメモを取る以上に大事なことが、そのメモをときどき見返すことです。私の場合、仕事中は忙しいので走り書きでメモを残していましたが、後日(できるだけ記憶が新しいうちに)自分のノートに書き直していました。

 

ミスが減ると仕事も楽しくなる

仕事に不慣れな新人の時期というものはミスを犯しがちです。与えられた目の前の仕事を一生懸命にこなすことで精いっぱい、であることが原因の1つではないでしょうか?できるだけ、仕事は全体像を把握するようにして、優先順位をつけるようにするとよいでしょう。

また、自分の行う業務の一つひとつの目的をきちんと理解するようにすることでもミスは少なくなるはずです。そして最後に、仕事に少し慣れてくると怠りがちになるのが、確認作業です。小さなミスが命取りになることもあることを忘れてはいけません。

5つの心掛けを守ることで、ミスが減るだけでなく、仕事の覚えが早くなります。そうすると、仕事が楽しくも感じられるようになりますよ。

 

この記事を書いたのは

mathy

日本でナースとして働き、長年の夢であったオーストラリア移住を夫婦で果たしました。オーストラリアで3人の子供を出産し、今はライターとして、健康記事や美容記事を中心に執筆活動しています。

 

イラスト・ツヤコ

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