コラム

ナースの転職知恵袋

看護師の採用面接で看護部長が見ている重要ポイント

2018/8/27

『ナースの転職知恵袋』とは、ナース専科を運営する(株)エス・エム・エスキャリア提供の転職支援サービス「ナース人材バンク」より、はたらくに関する役立ち情報をお届けするコンテンツです♪

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面接での印象や結果は入職を決めるだけでなく、入職後の勤務においても大きな影響を与えてしまう場合もあります。そんな採用面接時には、一体どのような事がポイントになるのか、実際に面接官となっていた元看護部長に、面接ポイントを伺いました!

 

第一印象はやっぱり大事?

Q. 第一印象は大事ですか?
A. 人柄などはまだわからない状態だからこそ第一印象は非常に大事です。

看護師だけでなく、一般企業においても採用面接時に注意しなければならないのは第一印象です。多くの面接に立ち会う人事のプロでも、1度の面接で初対面の人間の人柄を全て把握することは不可能です。そこで重要となるのが第一印象です。

採用面接時は面接を受ける方も、面接をする方も探り合いの状態にあります。そんな中で、第一印象が良いということは、面接の開始から終了までの時間において良い印象を与えることができるという事になります。印象に残るという事は、採用を決定するというだけでなく、入職後にも面接時に印象の良かった人という、良いイメージで就職することができるのです。新しい環境で仕事を始める人にとって、これは大きな効果となるのではないでしょうか。逆に印象が悪いと、例え入職出来たとしても、印象が悪かった人というマイナスを背負ってしまう事にもなるのです。

Q. 第一印象がいい人に共通することや、見ているポイントはどこでしょうか?
A. 清潔感とバランスが第一印象に大きく影響を与えていると思います。あと服装が私服の人よりもスーツで来ている人のほうが印象がよく見えますね。

髪、化粧、服装、靴、座り方、話し方、態度と気を付けなければならない事は様々です。当たり前のことのようですが、まずは清潔感のある印象を心がけることが大事です。採用面接には基本的にスーツを着ていく事になると思いますが、そのスーツ姿をベースにして、髪、化粧、靴などを、バランス良く、清潔感を意識して揃えていきましょう。

Q. 第一印象で採用を見送ることってありますか?
A. あります。清潔感がない方は特にずっといい印象を持つことができず、採用を見送ったケースがあります。短時間でその人の人柄を全て理解した訳ではもちろんありませんが、入職後のリスクもありますので。

人材確保が急務であった際、第一印象で不安があったのですが採用を決定したケースもあったそうなのですが、結局人間性や協調性などの面で色々と問題があり、指導や教育に苦労するという結果になってしまい、必要以上の労力をかける結果になってしまったそうです。

入職後のリスクや混乱を想定できる場合には、採用を見送る方が安全と判断されてしまう場合もあるのです。具体的な人柄が分からない状態だからこそ、第一印象は非常に重要なポイントになります。またその印象は、入職後にも影響を与えるという事を忘れてはいけません。

 

履歴書を書く前から戦いは始まっている?!

多くの場合、採用試験の予定が決まれば、試験担当者のもとに事前に履歴書が配布されます。経歴、資格、長所、短所、趣味、特技、志望動機など、一般的にはこれらの項目が記載されていますが、この履歴書こそが自分自身を知ってもらう最初のポイントになります。その最初のポイントでつまずくことは気をつければ避けられることなので、是非知っておいてください。

Q. 履歴書で大事なことは?
A. まず書く前に指定の書式があるかどうか必ず確認してください。うちは指定の書式を用意してあり、それを使ってもらうように人事から説明をしているはずなのに、それでも違う書式を使う方がいました。言ったことが伝わらないとなると、印象はやっぱり良くなかったですね。

これでは書いてある内容を見る前に、指定の履歴書でないという事に注目されてしまい、場合によってはそれが理由で内容を確認してもらえないまま、採用を見送られてしまう事もありえます。必ず指定の履歴書があるかどうかは確認するようにしましょう。ホームページなどに施設が指定する履歴書の書式をダウンロード出来る場合もありますので、入職を検討している施設のホームページを閲覧する際に確認するもの良いでしょう。

Q. 履歴書は手書きとPC入力、どちらがいいですか?
A. 手書きで書いてある方が印象がいいです。履歴書は読みやすさが大切ですから、履歴書の枠に沿って適度な大きさの文字を丁寧に書きましょう。適度な大きさで丁寧に書くという事に注意して履歴書を書けば、必ずその意思は伝わります。

PCでの記載が許可されている場合でも、手書きでの履歴書の記載は誠実さや個性を伝えることもできるようです。字に自信がない人も思いきって、手書きの履歴書の作成を検討してみることも有効ですね。字に自信がない人は、小さい文字になりがちのようなので、適度な大きさで丁寧に書くということに注意するとよさそうです。

Q. どういった履歴書だといい印象をもちますか?
A. 志望動機や今後の目標などが、具体的な内容が書いてあると良いです。漠然とした内容では面接官もイメージし辛くなってしまいます。

次の施設で自分自身がどのような看護を展開していきたいか、どのように働きたいかを具体的に伝えることが大切ですね。

Q. 職務経歴書って必要ですか?
A. 既卒者の方は自分自身のこれまでの経歴をアピールできるので、効果的だと思います。

職務経歴書を一から用意することは大変ですが、作って損はなさそうですね!

 

志望動機、一般的な返答では物足りない!

面接でも、履歴書でも、必ず聞かれる志望動機。その受け答えなど、どのような点に意識を置いているのでしょうか?

Q. 志望動機を伝える際に大事なことはなんでしょう?
A. 面接でも履歴書でも、漠然としたどこの施設でも当てはまるであろう一般的な返答では物足りません。この施設において、具体的に自分自身がどのように働くのかをアピールすることが大切です。

自分のやりたい看護、興味のある診療科や部署、給与などの採用条件など、就職先を決める理由は人それぞれです。「貴院様の理念に感銘を受け」「病院や看護部の取り組みや目標が自分の目指す看護に近いため」など、病院や看護部の理念や目標、取り組みなどを抜粋してそこに着目したコメントはもちろん大切です。組織の一員として働く事になるわけですから、この部分は最低限理解しておく必要があります。最近はホームページにて容易に理念や目標を知ることができます。また、病院や看護部の取り組み、教育体制や、日々の様子などの情報発信をしている病院も多いため、これらの情報をもとに、魅力と感じる部分などを志望動機などに入れると、自施設の情報をしっかりと把握してくれているなという評価をもらえる場合も少なくありません。情報発信されていることは確実に把握しておくようにしましょう。

新人看護師の面接ではどうしても一般的な志望動機の内容になってしまいます。これは初めての臨床経験となるため仕方ない部分もありますが、既卒者の場合であれば、これまでの自分の経験を踏まえて、どのように働きたいかをきちんと伝え、自己アピールするようにしましょう。

 

転職を繰り返している人は要注意!?

履歴書を見るうえで最初に目に入る職歴欄。過去の転職歴や退職理由など、どこまで正直に話してもよいものでしょう?

Q. 転職した回数が多いのはやはり不利ですか?
A. 数ヶ月で転職していたりする場合には明確な理由がない限り、入職してもまたすぐに退職、転職してしまうのではないかという不安はよぎります。

自分自身のスキルアップや、やりたい看護を実践したいという思いがあるのであれば、転職はひとつの選択肢となります。転職後も各施設で目的を達成し、さらなるステップアップを考えての転職であれば良いのですが、単に転職を繰り返すだけでは、信用に欠けると判断されてしまうこともあるのです。いくら目的を明確に持って就職を決めても、すぐにその目的を達成することは難しいでしょう。継続して取り組むことができなければ目標を達成することはできません。そのため、数ヶ月単位で転職を繰り返していたりすると、誤解されてしまうこともあるのです。

Q. 転職した回数が多い方の採用実績はありますか?
A. 数ヶ月単位で転職を繰り返していた方の採用を決めたことがありますが、半年後に退職されました。

その人は面接の印象も良く、これまでの就職先では自分がやりたいことができず、仕方なく転職を繰り返してきたが、今回の転職を最後にするつもりで頑張っていきたいということで、採用を決めたのだそうです。しかし、結局は半年後に退職されました。退職理由を聞いた所、ここでも自分がやりたい看護ができないと判断したとのことでした。

 

まとめ

面接は、第一印象は大切にし、清潔感とバランスを大切にしましょう。入職を決めるだけでなく、入職後も第一印象が良かった人というイメージを持って業務に入ることができます。履歴書についても、丁寧に、可能な限り手書きで作成するようにしましょう。採用面接の定番の質問である志望動機については、一般的な当たり障りのない回答ではなく、自分自身のやりたいことや、目指す看護を明確にし、イメージしやすいように具体的に回答することにより、自分自身を面接官に知ってもらうだけでなく、良い印象を与えることにもつながるのです。

転職を繰り返していると、その理由や経過は必ず聞かれます。様々な理由があるかと思いますが、転職を本気で考えているのであれば、その理由を明確、具体的にすることが必要です。また自分が希望する条件を妥協せず、入職を考えている施設の情報は十分に確認して、慎重に転職を決めるようにしましょう。可能な限りインターンシップや病院見学などに参加し、実際の病院の雰囲気を自分自身の目で確認することをお勧めします。就職する側も、採用する側も両方にとって良い結果になるように、転職を考えている人は今一度考えてみてください。

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