臨床看護シミュレーションアプリの「ほすぴぃ」では、様々な疾患を持つ患者さんの臨床看護を体験できます。
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ここでは大腿骨骨折の患者さん、羽華さんの入院前看護を少し覗き見してみましょう。
こんにちは! わたしの名前は「こなす」、ほすぴぃで看護師さんに寄りそうプリセプターのような妖精のような存在。 これからよろしくね! まず、基本的なことを確認しよう。 看護過程で大切な「SOAP」。何か分かる? 【S】主観的情報。患者さんの話など。 【O】客観的情報。観察・検査など。 【A】アセスメント。分析・評価。 【P】看護計画。 それではこの患者さんの入院前の様子を見ていこう! |
大腿骨骨折の患者さん「羽華さん(80歳)」
わ…!!! | |
長男の妻「おばあちゃん!」 |
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デイサービスに行くために自宅を出る。
玄関から送迎バスに乗り込もうとした際に転倒。
受傷し、痛みが強く起き上がることができない。
すぐに救急搬送される。 |
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画像診断実施。
右大腿骨頚部内側骨折と診断される。
翌日、人工骨頭置換術(後方アプローチ)を実施予定となる。 |
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おばあちゃん、転んで骨折しちゃったんだね>< 大腿骨近位部骨折は大きく2つに分けられるよ。 何と何か分かる? |
大腿骨骨折は、以下に分けられるよ!骨折部位によって病態や予後に違いがあるんだ。
■大腿骨頚部内側骨折
股関節を覆う関節包の内側が骨折
※頚部骨折、骨頭骨折など
■大腿骨頚部外側骨折
関節包の外側が骨折
※頚基部骨折、転子部骨折、転子下骨折など
骨折部位や転位の有無で治療法が違うよ。 それぞれどのような治療法があるのか調べておこう! |
🍸 解いてみよう!
大腿骨頚部内側骨折は男女どちらに起こりやすい疾患かな?
①男性
②女性
解説するね。 [2](○)女性に起こりやすいよ。 |
大腿骨骨折は、高齢者の転倒によるものが多い。特に女性に起こりやすいよ。
女性は閉経後に骨密度が急激に減少して骨粗鬆症が進む。男性より骨密度や筋力が低く骨折しやすいんだ。
骨折してしまうと、どうしても行動が制限されるよね。受傷前よりADLが低下してしまう。 | |
羽華さんは大腿骨頚部内側骨折で人工骨頭置換術の適応となっている。今回は「大腿骨頚部内側骨折」の看護を進めていくよ。 骨折の手術に対する援助、またADLの低下を踏まえた術後の高齢者に対する看護を考えていこう。 |
🍸 解いてみよう!
ここで高齢者についての問題!
高齢者の転倒による骨折で最も多い部位はどれかな?
①尾骨
②肋骨
③頭蓋骨
④大腿骨
⑤肩甲骨
解説するね。 [4](○)高齢者の場合、骨粗鬆症が基盤にあるため弱い外力でも骨折しやすい。中でも大腿骨の骨折は発生率が高く、毎年10万人以上と言われているよ。 [1][2][3][5](×)大腿骨頸部骨折が最も多い。 |
入院前の情報確認は以上だよ! 入院してからの看護は「ほすぴぃ」で。 ①アプリストアで「ほすぴぃ」をインストール。 ②患者さんを受け入れてね。 ③続きの看護をしてみてね! |
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