賃金交渉に関しては、昔よりも声を上げやすい環境になってきているが、それでも海外に比べると日本の労働者は賃金交渉をほとんどしていない現実。
労働に見合った賃金をもらうことは当たり前であり、特に看護師は残業や身体的・精神的リスクも大きいため自分の賃金に対してもっと貪欲になるべきではないか?
給与の交渉

ナース専科調べ(2025年5月8日/有効回答数:52)
これまでに給与交渉をしたことがあるナースは2割程度。大多数は自分の声は届かないだろうと諦めてしまっていることが多いよう。
ただ、実際にベースアップしたり、正しい残業代をもらえるようになったナースもいて、何もしないのはもったいないのかも。
あなたは自分のスキルや働き方に見合ったお給料をもらえている?
給与交渉したことがある
交渉するならこのタイミングで
デイサービスで勤務の時に、介護士さんが、時給アップした時に、ナースもアップして欲しいと頼んだ
入職前の採用試験が通った直後
准看護師から正看護師になったのですが、昇給が少なかったので交渉しました。今度は退職をチラつかせて交渉しようと思います。ダメなら退職します。
師長との面談時に交渉する。
具体的な交渉内容は?
途中から看護学校へ入学したため免許取得後初任給が下がると言われたため事務長などへ直接交渉した。
施設勤務でオンコールの賃金アップを交渉した。
交渉成立!!
残業代は貰う権利があるし貰えないなら働かないといった感覚を持ったスタッフが多い。
出来るだけ、スタッフ間で認識を統一するためにも基準の明確化をお願いした。
今はほとんど認めて貰える。
ベースアップ評価料を算定してくださらない理由を聞きつつ同時に早出手当の件についても検討して下さいと伝えた。
早出手当については翌月の給与から反映れました
なかなか受け入れてくれることは少ない
面接時に、過去の経験を踏まえて昇給できないか提案した。グループによる指標があるため、経験は配慮するが昇給はできないと言われた
今、残業する企業はない。と言われ残業はしないように言われた。時間で終われる仕事ではないのに。給料も十分あげていると言われ却下。ブラック企業だと思います
数年間勤務しても昇給なく院長に交渉したが、勤務時間を1時間延長申請され、額面の数字では増えたように見えるが、実質元の契約より基本給を下げられ時給換算したら減給の状態でした。
電子カルテの変更やCSセット導入に際し、看護業務以外の仕事(CSセットの案内や事務処理など)も担わなければならなくなったため、賃上げを要求したが、他の病院も同じようにやっているからと言われ、賃上げには至らなかった。
専門看護師になって戻って来た同僚が、交渉していたのを聞いたが、もっと活動して成果を出してからと言われていた。
給与交渉はしたことがない
給料に関する意見は言いにくい
残業はあなたの仕事効率が悪いからと突っぱねる上司。ムリでしょ、給料交渉なんて。
気が合わず、忙しくて怖い存在の上司のため交渉しづらかった。
私の声はどうせ届かない…
給与、手当は経営者が決めるものって固定概念があり、上司には話せません
話すだけムダ。師長さんにはその権限はない
給料や昇給額は規定で決まっているものであり、科長の判断では変わらないため
好きな歌手の歌を聴く
勤める病院によって、給料や残業代などの出し方が違うので、不満があってもあきらめてしまっている
イラスト・まえかわしお