2024年11月4日からスタートした1日3問国試ドリルは、月~金で1日3問ずつ配信しています。
このページでは、1日3問国試ドリルで配信した問題のうち、「必修問題」に該当する問題と解答・解説を掲載します。振り返りにぜひ活用してください。【※毎週更新予定】
第1問:健康な成人の白血球の中に占める割合が高いのはどれか。
- 単球
- 好酸球
- 好中球
- リンパ球
解答・解説
1.(×)白血球のうち3~8%が単球である。
2.(×)白血球のうち2~4%が好酸球である。
3.(〇)白血球のうち60~70%が好中球で、最も割合が高い。
4.(×)白血球のうち20~40%がリンパ球で、好中球に次いで割合が高い。
第112回(2023年)
第2問:深部体温に最も近いのはどれか。
- 腋窩温
- 口腔温
- 鼓膜温
- 直腸温
解答・解説
1.(×)深部体温は核温とも呼ばれ、外界の温度の影響を受けない身体の深部の温度である。鼓膜温、直腸温、膀胱温などがあり、最も高いのが直腸温である。
2.(×)
3.(×)
4.(〇)
第111回(2022年)
第3問:器質的変化で嚥下障害が出現する疾患はどれか。
- 食道癌
- 脳血管疾患
- 筋強直性ジストロフィー
- Guillain-Barre(ギランバレー)症候群
解答・解説
1.(〇)器質的変化とは感染や炎症、血管障害などによって細胞や組織が破壊されたり変化したりすることをいう。嚥下障害が生じる器質的変化には、先天奇形や咽頭や喉頭、食道癌、外傷などがある。
2.(×)脳血管疾患は、仮性球麻痺・球麻痺によって運動障害性嚥下障害が出現することがある。
3.(×)筋強直性ジストロフィーは、嚥下に関わる筋肉の筋力低下や萎縮によって運動障害性嚥下障害が出現することがある。
4.(×)ギランバレー症候群は脳神経障害を生じ、運動障害性嚥下障害が出現することがある。
第113回(2024年)
第4問:滅菌物の取り扱いで正しいのはどれか。
- 鉗子の先端は水平より高く保つ。
- 鑷子の先端を閉じた状態で取り出す。
- 滅菌パックはハサミを用いて開封する。
- 滅菌包みは布の内側の端を手でつまんで開く。
解答・解説
1.(×) 鉗子の先端は必ず水平より低く保つ。
2.(〇)鑷子の先端を閉じた状態で取り出す。
3.(×) 滅菌パックは開封する側を上にして、両手で左右に開く。ハサミは使用しない。
4.(×) 滅菌包みは内側が清潔なため、布の外側の端を手でつまんで開く。
第109回(2020年)
第5問:ハヴィガーストR.J.が提唱する老年期の発達課題はどれか。
- 子どもを育てる。
- 退職と収入の減少に適応する。
- 社会的責任をともなう行動を望んでなしとげる。
- 男性あるいは女性としての社会的役割を獲得する。
解答・解説
1.(×) 子どもの養育は壮年初期の発達課題である。
2.(〇)隠退と減少した収入に適応することは、老年期の発達課題である。
3.(×) 社会的責任をともなう行動を望んでなしとげることは、青年期の発達課題である。
4.(×) 男性あるいは女性としての社会的役割を獲得することは、青年期の発達課題である。
第110回(2021年)