『ナースの働き方白書』とは、ナース専科を運営する(株)エス・エム・エスキャリア提供の転職支援サービス「ナース人材バンク」より、お役立ち情報をお届けするコンテンツです。
一番稼げるのは? 手当が厚いのは? クリニックって給料安いんでしょ…?
気になる疑問も一気に解決! 今回は、公立病院・民間病院・クリニックという、看護師さんの3大職場における給与明細を徹底比較していきます!
手当の豊富さNo.1【民間病院】
A病院(夜勤あり常勤の正看護師・経験3年)
- 基本給 180,000円
- 資格手当 20,000円
- 夜勤手当 12,000円/回
- 皆勤手当 5,000円
- 住宅手当 10,000円
【合計金額(夜勤4回を含む)】263,000円
まずは、皆さんお馴染みの民間病院から。 基本給は低めですが、手当の豊富さと、その金額の高さが特徴です。民間病院では、夜勤手当がゆうに1万円を超える病院がほとんど。そのため、夜勤の回数によって、月給の額が大きく変わるのが特徴です。
ボーナスの額で選ぶなら【公立病院】
では、それを踏まえて公立病院を見ていきましょう。
B病院(夜勤あり常勤の正看護師・経験3年)
- 基本給 220,000円
- 資格手当 10,000円
- 夜勤手当 6,000円
【合計金額(夜勤4回を含む)】254,000円
公立病院は、民間と比べて基本給が高い傾向がある反面、手当の種類は少なく、金額も低めです。しかし、ここで気付いていただきたいのが、ボーナスの算出方法は「基本給×□ヶ月」であるという点。
つまり、基本給の高低がボーナスの金額を左右するため、たとえ民間病院の方が月給は高くても、基本給の額次第では、公立病院の方が年収は上という逆転現象が生じるのです。
THEピンキリ【クリニック】
最後にクリニックですが、患者数が少なく、夜勤もないため、一般的に病院よりは給与が低い傾向です。 ただ、病院母体のクリニックであれば、手当や基本給の水準が親である病院と近いため、それなりの収入は保証されます。
一方、完全なる個人クリニックの場合、経営状況が手当やボーナスの額を大きく左右するというのが現実のようです。
カギは「年収」
この比較の結果から導き出せることは、ずばり、目が行きがちな「月給」だけで判断するのではなく、ボーナスを含んだ「年収」がいくらになるのか、一度計算してみていただきたいということ。
転職先選びのポイントとして、是非チェックしてみて下さい!