電子カルテが普及し、紙カルテがどんどん少なくなっている昨今。時代はスマホやタブレット等の携帯端末の導入へと進みつつある。
持ち運びが楽で、画像共有等もしやすいため一見便利に見えるが、デメリットがあることも確か。
まだまだ限定的な使用方法が多いスマホやタブレットだけど、今後看護の現場での普及は進むのか?
スマホやタブレット等の携帯端末の導入
ナース専科調べ(2024年4月13日/有効回答数:627)
45%以上のナースはスマホやタブレット等の携帯端末の導入を待ちわびているよう。
しかし、既に導入している職場からの「意外と不便」の声や、導入することへの不安も少なくない。
今後、看護の現場にスマホやタブレット等の携帯端末の導入は必要?
スマホやタブレット等を早く導入してほしい
とにかく便利なはず!
スマホを導入してもらえれば、記録もしやすくなり、持ち運びもしやすいと思うから導入してほしい。
スマホが導入されれば記録等がタイムリーな情報共有が可能となるため
持ち歩きに便利。狭い場所にパソコンを持って入るのは大変。廊下でも患者さんの護送搬送の邪魔になる。
タイパもコスパも◎
看護師は記録で残ることが多い。携帯端末が使えれば、移動も楽だし、その都度入力できるから思い出しながらの記録より効率がよいと思う
紙カルテだと間違ったとき二重線を引いて、その上に訂正印を押印したくてはいけないため時間が異様にかかります。
スマホが導入されれば記録等がその場でできるのでタイムパフォーマンスが良いと思う
入院のアナムネを患者、家族自身が入力できるため記録時間の短縮になる
読めない字を解読する手間が省ける
他部署あてにめっちゃコピーする。紙代がかかる。
写真が撮れることはかなりのメリット
写真なども記録として残せるため
画像撮影が必要な症例時にすぐ対応でき情報共有できるようになる
デジカメからパソコンに移して写真印刷よりスマホ等だと連携できるから楽になる
パソコンよりも使い慣れたスマホが楽
パソコン操作が苦手なスタッフ(中高年)が多いです。そのため普段操作が慣れているスマホやタブレットを導入してもらえば記録の電子化もスムーズに進むのではと思うからです。
日頃から使用しており、慣れているため、記録もしやすくなると思うから。
患者さんにとっても便利
Icやカンファレンスのときに便利だと思う。
夜間に医師へ心電図波形を飛ばして報告できたり、ネットにつないで調べ物ができるので便利です。また、入院案内動画もタブレットで患者さんにみていただいています。
スマホやタブレットは持ち運びしやすく、創部等の写真をすぐに患者さんに見せて共有しやすくなると思う。
私物のスマホは使いたくない
自分のスマホやタブレットだと通信料がかかるし、コロナ禍になってからは衛生上、ますます職場で使いたくない。
職場専用のタブレットやスマホあったら嬉しいなぁ。
訪問看護なのですが、アプリは自分のスマホに入れて仕事をしています。
自分のスマホを使うのはどうかなーとおもっています
既にスマホやタブレット等が導入されている
限定的な導入が多いよう
カルテの閲覧用で導入されており、便利です。
点滴とかの認証やバイタルの入力には使えるけど看護記録の入力はできないからそれらができるようになってほしい
記録ソフトとは連動していない。記録はPCのみ。
グループホームなので仕方がないが、写真を記録に残せないのは残念
スマホは導入されているが、記録看護師間の連絡しかできないので不便です。PHSの機能も追加してほしいです。今はPHSとスマホの2台持ちで重くなるので…
記録全員に導入されているのではなく、台数が少ない現状です。予算的に仕方ないとおもっますが。使っていて、便利です。
実際に便利さを実感している
調べ物がサクサクできるとケアやアセスメントに役立ちます
内視鏡室で、患者問診と所見入力にタブレットが導入されています。意外と、高齢の患者さんでも使えていますし、先生たちが検査後の所見を手書き入力する必要がないので、回転率アップにもなっています。
パソコンのソフトとタブレットがWiFiで連携するので、利用者の側で入力できるメリットが大きい。
PCでの電カルと併用という形でスマホが導入されています。血糖値やバイタルなどの簡単な数値入力、記録の合入力、褥瘡などの画像撮などが出来て、便利屋です。
コロナで直接面会ができなくなった代わりにiPadでのタブレット面会が導入された。通訳機能ある端末もあって便利。
自己注射などの手技の患者指導にタブレットで動画を見てもらいますが、繰り返し見れるので 指導しやすいです
正直、使いにくさも…
タブレットが使用されているが、結局パソコンの方が使い勝手がよくあまりタブレットの使用頻度は少ない
外に出ても記録でき、それまでの記録を見れるが中に入らないと反映されず外に出た以降の記録は見れないのが残念。
タブレットには2週間だけの記録しか残らないので、一月間の記録をみたいときはパソコンをチェックしなければならず不便を感じる時があります。
スマホは便利だか、字が小さい
タブレットとパソコンに同じアプリが入っています。タブレットは利便性が高いですか、データ通信にかなりの時間を要するのがネックです。
今後もパソコンのみでよい
携帯端末導入への不安要素
今のところパソコンだけで業務に支障がないので。
あまりポケットに色々持ち歩きたくないので、パソコンのみでいいです。
道具が増えると覚えることが増えて大変
画面が小さいと見にくい
電波の影響で医療機器が止まらないか心配です。
スマホを持ってるところを見たことがありますが、業務が滞って、大変そうだった。人を見るより、機械をみる時間が長くなりそう。
破損や盗難が最も怖い
褥瘡とか看護記録に写真を送るのにスマホがあったが、置き忘れとかがあり、探すのに困ったことがあったから。
スマホやタブレットは紛失した際の情報の漏洩が怖いことや落としてすぐに壊れそうな気がするのでなくてもいいかな、と思う。
楽だと思うけど、移乗介助など多いため落下などで破損しそう…。
スマホやタブレットを導入してもらえたら、便利かもしれないが、盗難などのリスクが増してしまうように思います
褥瘡の写真を取るなどに使用するときもあるが、共有して使用しているため、壊れやすく修理期間が長くて使えない期間がある。
イラスト・まえかわしお