昨今のグローバル社会化は医療業界にももちろん影響は大きく、英語以外を話す患者さんに対応する場合も少なくない。
看護する上で言語的コミュニケーションは必要不可欠なことが多いが、忙しいナースが多言語を全てマスターすることは難しい。
ナースの外国語でのコミュニケーション事情はどのように進化しているのか。
外国語でのコミュニケーション事情
ナース専科調べ(2022年4月14日/有効回答数:251)
半数のナースはアプリや翻訳機を使用して外国語に対応しているのが現状。
ただ、多言語への対応やアプリだけでは網羅できない言葉のニュアンスなど、苦戦を強いられているナースは多いよう。
英語を話せるナースの増加や語学をマスターするための工夫、言語が分からなくても寄り添った看護をしたいナースの思いにも是非注目。
辞書やアプリを駆使して
正確に伝えるならアプリ
スマホを持っている方がほとんどなので、お互いアプリなどを使って伝え合うほうが現実的。
ポケトークを活用している
言葉だけでは誤解を招くので、大事なことはアプリを使用している
病院から使用するアプリを伝えられているから
英語だけではダメ…多言語に対応するために
アジア圏の患者さんが多く英語もできない方が多いので通訳アプリに頼らざるおえない。だけど、限界も感じているので医療通訳さんがいてほしい。
色々な国の患者が増えてるので、英語だけでは通用しないから。
もう少し勉強して話せるようにはなりたいが、英語だけではなく、他の外国語を使う患者さんもいるため、難しい
せめて英語をマスターしたいとは思うが、実際のところ英語圏以外の患者さんの方が多いから、結局のところ翻訳アプリの精度の充実なのかもしれない。
語学の勉強はハードルが高い
話せた方がもっとコミュニケーション がとりやすいと思うので勉強したいけど語学は苦手。
英語が話せたらと思うが、常に使わないため身につかない。
外国の方がいると、その時だけ学ぼうと思うけど、ずっといるわけではないのですぐにモチベーション下がってやらなくなる。
英語だけでなく中国語も多いので話せればスムーズにコミュニケーションが取れると思うが時間も取れないし、勉強の仕方もわからない。
職場からの支援も欲しい!
英語ができれば役に立つが、それを病院側にもサポートしてほしい。
選択制の研修などで簡単な英会話などあると嬉しい
サークルのような形で院内セミナーがあればなあといつも思う。自分ではなかなかやらないので。
語学をマスターするために
時間があるときは、アプリやラジオで練習している
外国語を勉強するべく、You Tubeや教材を使って勉強しているが、発音が複雑過ぎて、挫折しそうです。特にベトナム語。
勤務上必要な簡単な質問を、あらかじめ調べて各言葉に翻訳した言葉をボードやチェック表にまとめておく。入院する外国人患者の言葉に応じて用いるといいかと思う。
正確性に欠けても、伝えたい思いがある
大切なのはわからなくて不安を与えないようにすることかと。
言葉は通じなくても面と向かってしか観察できない患者さんの状態もあるため
人間関係の基本。誠実に対応することを考えると、他の人に頼るなど他力本願より、辞書やアプリを活用しつつも一生懸命関わる方が人間らしいと思うから
日常会話はジェスチャー等使って、気持ちで通じると思うけど、医療的な話は通訳が必要だと思う。
外国語を話せるナース頼み
患者さんもナースも安心できる
患者さんを不安にさせないため。
外国語が話せる人がいるなら任せた方が安心だから。
ちゃんと話せる人に頼んだほうがスムーズ
英語なら話せるスタッフがいるので、持ち場を交代してもらう。そのほうが間違いがないし、患者さんのストレス軽減にもなる。
通訳さんが在中している病院も
私自身が中国帰国者です。中国語英語話せます。
職場に通約がいる
中国語の通訳はスタッフにいるので、利用している。
英語を話せるナースは意外と少なくないかも
英語が話せるのであまし困らない
海外留学し前職が英語を使っていたので
英語、ポルトガル語、スペイン語を勉強しているので出来る限り自分で対応します。
英語なら話せるので英語で会話する。
イラスト・まえかわしお