急変は重症患者さんで起こりやすいけど、退院間近の患者さんにだって何が起こるか分からない!
予測されずに突然起こるから、看護師の真の実力を試されるのが急変時の対応なのかも。
とっさの看護師としての判断や処置に対して、実際にどのくらい自信を持てているのかを看護師経験年数と合わせて調査。
明日起きるかもしれない急変に自信を持って対応できる?
急変対応への自信
ナース専科調べ(2021年11月20日/有効回答数:354)
急変に対して8割の看護師が「自信なし」と回答。その理由はほとんどの看護師が急変に遭遇していないことが原因。
だから急変に自信が持てるのは看護師8年目以上のベテラン看護師というのは納得だけど、それでも2割程度と極僅か。
いつ起きるか分からない急変に、自信を持って対応するためには経験を重ねるしかないのか?
看護師1~3年目:自信ない度98%
とにかく急変は不安しかない
知識が不十分で状態の観察、アセスメント、対応などできる自信がないため。
学習だけなので実践の不安はある
こわい
急変の経験がない
回復期出身なので急変に当たらないから
整形外科で急変することがほとんどないため
新卒から慢性期で働いており、患者さんが急変する事がないため、経験したことがない。
DNRの患者の対応はしたことがあるが、フルコースの急変対応をしたことがなく対応の仕方が分からない
急変未経験者の不安要素
周りとどう連携すれば良いか戸惑いそう。
急変の対応・記録と、その他の患者対応と、指示受けと病棟スタッフへの指示出しなど同時進行が難しい
1つ1つは理解出来ても一連の流れとして行える自信がない
看護師4~7年目:自信ない度90%
中堅レベルでも急変経験者は少ない
内科系病棟で急変の日休みが多く、急変に当たったことがほとんどないため。
急変のほとんどない部署でしか働いたことがないから
急変に当たることがなく、流れを見たことがない
経験があっても自信がない
救命センターにいたので慣れてはいるが、機材や人手がある前提なので、環境がかわると自信がない。
急変対応が多い病棟にいるが、毎回緊張する
経験や知識によって徐々に自信↑↑
急変が時々あるHCUにいたこともあり、大まかな対応については把握しているので
急性期にいるのと、ICLS受けているので流れはわかる
訓練や実際に行って流れを把握しているため
訓練している
看護師8年目以上:自信ない度72%
急変へのブランクは自信↓↓
頭ではわかっているが、久しくそういう場面から遠ざかっているため
しばらく急性期を離れてるから
ブランクが長い上に、精神科で長期間働き、急変対応する機会がなかった
心マもした事ないし、今育休中で7年のブランク。
場数を踏んでも消えない不安
何回もやっているけど、毎回ドキドキしてその対応でよかったのか心配になる
必要なことはわかるけど自信を持って、自信があるとは言い難い
急変対応はそれなりに経験している。ただいつもできたという感覚はないので
基本的な動きや対応は出来るが、自信があるかと問われると、ハイとは言いがたいです
対応はできるが緊張不安はある
看護師8年目~:自信あり度18%
多くの経験が自信につながる
今まで急変に遭遇する事が多く、学べる機会に恵まれてきたから
ICUで経験を積み、どんな状況でも落ち着いた対応ができると思う
救急外来5年、オペ室勤務20年だから大概の事は大丈夫。
高度救命救急センターで働いていたので、ある程度の急変は経験してきている。
新人の時の配属が外科で処置に多くついたり、術後急変時のトレーニングを積んだ後に救急科系病棟に配属され救急車の対応や全科の状態悪化に対応していたので大体予測がつく
急変対応を極める!
救命の勤務歴が長く、様々な急変対応の研修に参加し自己研鑽を積んでいる
blsプロバイダーコース受講、ICLS認定インストなどの資格があり、何度か実際の経験もあるため。
医療安全管理者として急変対応の指導もしているので。
何度も経験してきたから分かること
緩和ケアですが、すべての変化は救急と同じだからです。
ある程度、やること、やれることは決まってるから。
救命で鍛えてきました。今は訪問ナースです。呼吸と循環は皆共通。
何度も失敗してきたから
イラスト・まえかわしお