まなび
  • 公開日: 2020/1/29

国試直前の振り返り!必修問題1問1答:出血傾向

[国試]必修問題1問1答

Q. 出血傾向を考慮し手術前に投与の中止を検討するのはどれか。(第107回看護師国家試験より出題)

1.アドレナリン
2.テオフィリン
3.ワルファリン
4.バンコマイシン

答えは…

A.
1.(×)アドレナリンは、血管収縮剤として、心停止やアナフィラキシーショック、気管支拡張剤として気管支喘息患者に用いられる。出血傾向とは関連はない。
2.(×)気管支喘息,喘息性(様)気管支炎,慢性気管支炎,肺気腫に用いられる薬で、出血傾向とは関連はない。
3.(○)血栓塞栓症(静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳塞栓症、緩徐に進行する脳血栓症等)の治療及び予防に用いられる薬であり、出血傾向となるため、手術前には、医師の指示のもと中止を検討する必要がある。
4.(×)バンコマイシンに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に関する敗血症、感染性心内膜炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、骨髄炎、関節炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、腹膜炎、化膿性髄膜炎に用いられる薬であり、出血傾向とは関連はない。

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