エッセイ

無理は禁物!看護師がなりやすい病気とは?その予防&対処方法を確認!

2020/1/27

患者さんの命を扱い、24時間のシフト制で働く看護師は、体調管理が難しい職業のひとつです。そこで今回は、看護師として働き続ける上で注意しておきたい、看護師がなりやすい病気についてご紹介します。

 

こんな症状が出たら要注意!

仕事をしている中、こんな症状に悩んでいる方はいませんか?看護師ならではのぜひ注意したい症状について、いくつかご紹介します。

疲れているのに眠れない→不眠症

今日も朝から忙しく働いており、疲労を強く感じているにもかかわらず、全く寝入ることができず、いつも寝入りに時間がかかってしまう。そういった方は不眠症になってしまっている可能性があります。

寝入りが悪い、あるいは眠れないということに対してストレスを感じている状況であれば、「自分は不眠症かもしれない」ことを自覚して、対策を講じた方がいいでしょう。不眠が続くと、別の病気につながる恐れもあり、さらに体調が悪くなる可能性もあります。

睡眠の改善に向けて、まずは寝る前のスマホいりじを止める、自分にあった枕にするなど眠る環境を整えてみましょう。環境を改善しても良い眠りが得られないときには、不眠治療をはじめたほうが良いでしょう。

ダイエットしていないのに、どんどん痩せている→内分泌疾患

ダイエットはしていないのに、どんどん痩せてしまっている。これは「何らかの病気が隠れている恐れのある症状」のひとつです。特に注意したいのが若い女性が発症しやすいとされている「バセドウ病」です。

「痩せるだけだし、特に仕事には支障を来さないから」と放置しておくと、易疲労や頻脈など様々な症状が悪化して心臓に負担がかかるだけでなく、薬でのコントロールが難しくなってしまいます。また、将来妊娠を希望した場合、薬のコントロールが先決となってしまい、自分の希望する妊娠時期から遅れてしまう可能性もあるため、こういった症状を感じたらまずは一度検査することを強くお勧めします。

気が付くと泣いているときがある→うつ状態

何が悲しいかわからないし、誰が悪いというわけではないのに、気がついたら泣いていることがある。ちょっとしたことですぐに涙が出てしまう。これは自分の心が限界に達してしまっており、うつ状態になってしまっている可能性があります。

こういった症状が出ている方の中には、第三者からみると明らかに「うつの症状」であるのにも関わらず、それを自覚できず、より頑張ろうとしてしまう結果、症状をより重くしてしまう可能性があるため、本人はもちろんのこと、周囲もこういった症状が出てきたら注意が必要です。

重度になってしまうと、それだけ治療にも長い時間を要してしまいます。自分で「あれ、おかしいかも」と気がつくことができたら、あるいは周囲の人がそういった状況になってしまっていたら、まずは一度専門機関を受診されることをお勧めします。

 

症状が出たら確認したいこと

「あれ、もしかしたらこの症状は自分に当てはまっているかもしれない」と感じた方、または「最近体調を崩すことが多い」と感じているナースは、ぜひ以下のようなことを心がけてみてください。

自分が「疲れている」ことを自覚しよう

こういった症状出現の理由のひとつとして、「蓄積した疲労」があげられます。看護師は、常に緊張感を維持しなければいけない仕事であり、毎日の疲労が蓄積してしまいやすい仕事のため、まずは自分が「疲れている」ことを自覚することが大切です。自分の身体をいたわれてこそ、他者である患者さんの身体もいたわれるというもの。こういった症状が出てしまったら、まずは「自分の疲労を軽減する」方法を考えてみてください。

休日は意識して休もう

たまの休みの日は、ついいろいろと用事を入れたいと考えてしまい、友達と遊びに行ったり、買い物に行ったりとアクティブに動きたいという方は多いかと思います。しかし、もしこういった症状が出てしまっている場合は、まず休日は意識して休むことが大切です。

例えば、スケジュールを立てるときはまず、「自分の身体を休める日」を優先的に設定する、というだけでも、自分自身をいたわることができるはずです。

体調不良であることを、周囲に伝えよう

体調不良であることを自覚している場合は、そのことを周囲に伝えることが大切です。周囲もできるだけ感じ取ってあげたいという思いがある一方で、皆さんそれぞれ日々忙しくしているため、なかなか同僚や後輩の体調の変化まで気を配れないという現状があります。

だからこそ、自分から「体調不良」を伝えることで、なるべく早く帰れるように少し軽めの人を担当させてもらう、など、周囲から配慮してもらえるようになります。

 

看護師だからこそ、自分を大切に

人が足りないから、他の人に迷惑がかかるから…様々な理由から、自分のことはつい後回しにしてしまい、体調不良であっても仕事をしてしまうという方は少なくないと思います。しかし、先ほどもお伝えしましたが、自分自身をいたわれない方が、他者である患者さんをいたわれるはずがありません。

まずは自分の体調を大切にしていただき、体調を整えた上で仕事にも臨みましょう。それが結果として、患者さんを大切にすることにもつながるはずです。

この記事を書いたのは

山村 真子 看護師として働きながら、ライターの仕事もしている、アラフォーママナース。看護系以外にも、育児や病気、介護など幅広い分野の執筆を行っています。時短勤務中だが、毎日定時に帰れるはずもなく、保育園の送迎はいつもギリギリなのが最近の悩み。

イラスト・まえかわしお

エッセイの新着

関連するキーワード

検索