編集部セレクション
  • 公開日: 2019/12/19
  • 更新日: 2020/1/15

今日の受け持ちは外国人患者さん…どうしよう話せるかな?

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
皆さんの病院には、海外の方が入院されたことはありますか?
オリンピックの年が近付いています。
今までに経験されたことがある方は、どうコミュニケーションをとりましたか?

 

■完璧に話せなくてもなんとかなる!

身振り手振り・ボディランゲージ・ブロークン英会話でした。

(患者さんが)日本語を全く話せなかったので、看護師みんなで中学レベルの英語とジェスチャーで必死に頑張ってコミュニケーションとった記憶があります

ひたすら、単語で乗り切った。でもgoodjob‼って言ってくれました。

 

■通訳本やアプリを活用

私は「メディカル英会話手帖」というものを使っていました。

翻訳アプリを使ったり、中国語辞典を購入しました。カタコトで話しているうちにこっちが楽しくなって会話していた記憶があります

夜勤リーダーなどでトラブルがあると、誰にも頼れないので辞書(保護者さんも持ってたりする)片手に対応したり、メモに書いてもらって緊急性のないものは翌日対応したりしてました。

やはり母国語を耳にするだけで安心感が違うと親から聞いていたので、挨拶と簡単な単語だけでも英語を話すようにしました。

 

■患者以外の第三者の力も借りる

日本語ができるご家族に質問と答えを現地の言葉で書いていただいて、指差し会話帳みたいにして症状の確認などをしました。

ボランティアや有料の通訳を伴ったり、家族は話せる、という方も多いですよ。

 

■外国語のS・O情報はどうする?

Sデータは、聞き取れてかつ書き出せる英単語は書き、それ以外はOデータでその時の状況を書いたりしました。

記録は日本語でかいて「英語で話している」という情報をOに記載しました。

 

■やっぱり医師は頼りになる

医師が英語で全部説明してました

分からなければ医師に聞いてもらったり、家族が通訳と言う感じです。
入院前にどれくらい日本語がわかるか、医師の診察時に聞いています。

難しい説明は医師を通してやってもらったりしてました。

 

■言語対策をしっかりしている病院も

病院内に数種類の言語に対応できるよう専門のスタッフを配置しています。

問診票は多言語での用意があります

最近医療現場で必要な英文法?みたいな本が病棟に一冊配布されてました

 

■外国人患者さんから学ぶこと

言語の違いは文化の違いでもあるなと思いました。

相手の国に関係なく、「言わなくてもわかるでしょ」、「言ってもわからないでしょ」と思わずに相手の考えを知り、理解するように心がけるのが良いのかなと思います。

結論ほんとに困ったらその国の大使館に相談することが一番でした。

関連トピック:「 海外の方の入院
イラスト・なしま

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