エッセイ

世間一般の人が思う看護師のイメージと現実のギャップ!

2019/9/9

職業が看護師であることを伝えると、「あ、じゃあ〇〇なんでしょ?」と、「看護師=〇〇」であると決めつけるような言い方をされた経験、ありませんか?

今回は、現役看護師だからこそ感じる、「世の中の人が思う看護師の性格のイメージと現実のギャップ」について、ご紹介します!

 

よくある看護師のイメージ7つ

看護師って白衣の天使なんでしょ?

看護師のイメージとしてまずあがるのが、「白衣の天使」というもの。でも大多数、というかほぼ全員の看護師が「そんなことない!」と思っているはず。以前、ドラマで「白衣の戦士!」というのがありましたが、実際に天使では看護師の仕事なんてとてもじゃないですができません。

天使という言葉に隠された様々な「良すぎるイメージ」に、「思っている以上に大変なことがたぁくさんあるんだよ・・・」と思わずため息が出てしまいますよね。

看護師なら、将来家族の介護も安心だね

看護師なのに、なぜか介護の安心をされるという理不尽さ。介護と看護は違います。

また、同世代の人に比べて介護の現実を日々見ているからこそ、「介護の大変さも知らないで」と思ってしまうとともに、「将来介護するかどうかは、その家族との関係にもよるんだけどね」という少し黒い感情も出てしまうのは、私だけではないはず。

看護師って給料いいんでしょ?

なぜか一般に浸透している、「看護師=高給与」というこの偏見。

確かに、看護師の月給や年収を見ると、他の職種に比べて多いのかもしれません。しかし、給料が高いといわれているのは“夜勤手当”など手当の影響も大きく、基本給はそれほど一般職と変わらないことも多いです。

日勤夜勤の交代勤務、人の命を預かっているという責任、そしてさまざまなストレス…本当はもっとお給料がほしいくらいですよね。「看護師って給料高いよね」と思うなら、一度看護師の仕事を経験してみてね!とつい言ってしまいたくなることもありますよね。

看護師なら、病気についてなんでも知っている

ご近所の方やママ友さん、そして家族までもが誤解しているこの項目。専門領域のある医師とは違い、看護師は配属先によって担当する領域も変わります。そのため、自分の担当領域ならば、ある程度自信をもって答えられても、それ以外の領域については知らないに等しい、といっても過言ではありません。

担当領域以外のことを聞かれたり、相談されたりしたときは、「私、医者じゃないから診断できない!病院行ってよ!」と思ってしまいます。

看護師になって10年を超え、現在2児のママでもある筆者ですが、自分が妊娠したときは、某妊婦向け雑誌を愛読し、「へぇ、これって妊婦はしちゃだめなんだ」と学んでいましたし、小児科領域についてもネットなどで調べながら子どもの対応をしたりしています。ママナースであっても、そんなもんです・・・よね?

看護師なら、優しく看病してくれるんでしょ?

「看護師だから、病気になったら優しく付き添い看病してくれる」そう思っている男性陣は特に多いかもしれません。しかし、日々命にかかわる患者さんに接している看護師としては、多少の熱や風邪ぐらいは大したことはないと思っていたりもします。

彼氏や夫が体調不良を訴えても、「風邪?寝ておけば直る!」とそっけなく対応してしまったこともあるのではないでしょうか?看護師なら病気になったら優しく看病…というのはただの幻想ですよね。笑

看護師は血やグロいものも平気

ホラー映画などを見たとき、配属された診療科によっては、「本物とはここが違う」と感じてしまい、結構冷静に見られるものだ、という人もいますが、ホラー映画などのグロいシーンが苦手な看護師もいます。患者さんの褥瘡などを見ても、未だに少しドキっとしてしまいます。

なのに、他職種の友達などから「看護師なのに、ダメなの!?そんなで本当に看護師できるの?」と言われてしまうと、「看護師でもダメなものはダメなんだ!」と思ってしまいます。

看護師は、いつも笑顔を絶やさない

白衣の天使、というイメージにも通じますが、看護師は常に笑顔で、というイメージをもたれている方は多いように感じます。とはいっても、毎日先輩方から受ける厳しい指導や、患者さんとの関係に悩むなど、笑顔を失ってしまうことは多いのも事実。

「いつも笑顔でいいね」と言われると、そう思われていることは嬉しいですが、「裏では結構悩んだり、泣いたりしているんですよ~」とも思ってしまいますよね。

 

看護師としてではなく、一個人として

看護師なんだから、こうしなければいけない。そう考えることが必要なときもありますが、いつでも全員が同じである必要もありません。

いろいろな個性をもった看護師がそろい、同じ目標のもと、仕事をすることができれば、より様々な視点から患者さんを捉えることができ、それがより良い看護につながるはずです。

周囲からの「イメージ」にとらわれず、一個人として個性を発揮し、ぜひのびのびと活動していただけたらと思います。お互い今日も、頑張りましょう!

 

この記事を書いたのは

山村 真子

看護師として働きながら、ライターの仕事もしている、アラフォーママナース。看護系以外にも、育児や病気、介護など幅広い分野の執筆を行っています。時短勤務中だが、毎日定時に帰れるはずもなく、保育園の送迎はいつもギリギリなのが最近の悩み。

イラスト・k.nakano

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