内臓痛
読み方:ないぞうつう
読み方:ないぞうつう
イラスト・dosankotsukushi
内臓痛とは?
内臓痛(visceral pain)とは、その名のとおり内臓が感じる痛み。厳密に言うと、平滑筋(内臓や血管の壁の筋肉)の過伸展・拡張・収縮などによって生じる。
例として胆石症、イレウス、尿路結石、食中毒などがある。
特徴
内臓痛は痛みの部位や位置が不明瞭ではっきりしない。対照的に切り傷、捻挫、骨折などの皮膚・骨格筋・関節・腹膜・胸膜などが物理的に刺激されて起こる痛みを体性痛といい、部位がはっきりとした持続する鋭い痛みが特徴。
そして内臓痛は、しばしば悪心・嘔吐、冷汗、血圧低下などの自律神経症状をともなう。
姿勢を変えるとラクになることも
内臓痛は体位を変えることにより腹痛が緩和する場合もある。反対に、体性痛は身体を動かすことで痛みが増す。