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わかりやすい看護用語まとめ

抱きしめられると分泌される幸せホルモン☆オキシトシン!母性看護でよく聞くけど、他人を排除する作用も…

2019/8/10

オキシトシン
読み方:おきしとしん

 

オキシトシン(OT)とは

下葉体後葉から分泌される下葉体後葉ホルモン。

作用としては

  • 子宮収縮
  • 産後の射乳促進
  • 乳腺を収縮させる
  • など、出産前後に関するものが知られている。

    その作用

    子宮平滑筋をリズミカルに収縮させて分娩を促進し、胎盤娩出後の出血を減らす働きがある。また乳汁の分泌を促進する働きがある。

    薬としてのオキシトシン

    オキシトシンは薬として、子宮収縮の働きを利用して分娩誘発と陣痛促進に使われる。自然陣痛がない状態、陣痛が弱いとき(微弱陣痛)に使われる。

    また、産後の子宮収縮が良くなく、出血が続いているとき(弛緩出血)にも出血を減らす働きがあるオキシトシンが使われる。

     

    心にも良い影響がある?その一方…

    心への影響

    抗ストレス作用、母子の愛情や、学校や会社で人を信頼したくなる作用など。人間関係を築く社会的行動にも関与しているのでは、という報告もされています。

    ちまたでは、

    「嗅ぐと信頼が高まる物質」
    「幸せホルモン」
    「抱擁ホルモン」
    「愛情ホルモン」

    などとも言われています。

    仲間以外を排除する作用

    一方で海外の研究によると

    「オキシトシンの影響下では、自分のグループに属する仲間を優遇する傾向があった」「言い方を変えれば、仲間以外の人間を排除することでもある」

    という意見も。確かに人間関係に関する作用があるが、それゆえの悪影響も示唆されているということでしょうか。

    結局どっちなの?

    オキシトシンの他の作用として摂食抑制作用なども明らかになってきている。結局のところ、オキシトシンの働きについてはまだ未解明な点が多いことは確かです。

    オキシトシンと似たような扱いで一時期「幸せホルモン☆セロトニン」ともてはやされた時期もあったが、セロトニンも怒りや不安を引き起こすこともあり、その機能の全てがわかっているわけではありません。

     

    「セロトニンは幸せホルモン☆」とは一概には言えない!実は怒りや不安も引き起こす!

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