ついに、第109回看護師国家試験の日程が発表されました!効率的に国試対策を進めるためにも、おさえておきたい基本情報をお伝えします。
第109回看護師国家試験 試験日程
第109回看護師国家試験の試験日、合格発表日は下記の通りです。
試験 | 日程 | 合格発表日 |
---|---|---|
第109回看護師国家試験 | 2020年2月16日(日) | 2020年3月19日(木) |
第103回助産師国家試験 | 2020年2月13日(木) | |
第106回保健師国家試験 | 2020年2月14日(金) |
看護師国家試験の概要と合格基準
看護師国家試験とは、看護師として求められる基礎的な知識を問われる試験です。 年1回行われ、それに合格すると看護師資格を得ることができます。
看護師国家試験の概要
看護師国家試験の問題は次の3つに分けられます。
必修問題 | 50点(1問1点) | 50問 |
一般問題 | 130点(1問1点) | 130問 |
状況設定問題 | 120点(1問2点) | 60問 |
必修問題が50問、一般問題が130問、状況設定問題が60問という合計240問の問題が提出される傾向が続いています。試験は午前と午後と行われ、ともに試験時間は2時間20分です。
看護師国家試験の合格ライン
看護師国家試験には、合格するための基準が設けられています。「必修問題」と「一般問題+状況設定問題」のそれぞれに最低限必要な点数(ボーダーライン)が設定されています。
1.必修問題 合格基準:80%以上
得点率が80%を満たない場合、即不合格です。 ※ただし、必修問題の一部を採点対象から除外された受験者においては、合格基準が変動します。
2.一般問題・状況設定問題
合格基準:年により変動ボーダーラインが毎年変動するため、「●割以上で合格」と断言できません。直近6年間のデータでは、65%前後がボーダーラインになっています。 ※あくまで過去データ結果です。
過去6年間のボーダーラインと得点率
年度 | 一般/状況設定問題ボーダーライン | 得点率 |
---|---|---|
第103回 | 160点/250点 | 64.0% |
第104回 | 159点/248点※ | 64.1% |
第105回 | 151点/247点※ | 61.1% |
第106回 | 142点/248点※ | 57.2% |
第107回 | 154点/247点※ | 57.2% |
第108回 | 155点/250点 | 57.2% |
※不適切問題を除外した総点数
看護師国家試験の合格率とその推移
看護師国家試験でどれくらいの人が合格しているのか、合格者数とその推移についてみてみましょう。
看護師国家資格の合格率
第108回看護師国家試験では、63,603人が受験し、56,767人が合格。合格率は89.3%と前年度に比べ1.7%低下となりました。
看護師国家試験 合格者の内訳
新卒者 | 既卒者 | |||
年度 | 合格者数 (受験者数) |
合格率 | 合格者数 (受験者数) |
合格率 |
第103回 | 50,846 (53,492) |
95.1% | 2,649 (6,233) |
42.5% |
第104回 | 52,547 (55,015) |
95.5% | 2,324 (5,932) |
39.2% |
第105回 | 53,547 (56,414) |
94.9% | 2,308 (5,740) |
35.5% |
第106回 | 53,177 (56,381) |
94.3% | 2,190 (6,153) |
35.6% |
第107回 | 55,764 (57,929) |
96.3% | 2,918 (6,559) |
44.5% |
第108回 | 55,216 (58,308) |
94.7% | 1,551 (5,295) |
29.3% |
新卒者の合格率は90%以上であるのに対し、既卒者は50%に満たない状況です。なるべく初回の試験で合格を勝ち得たいものです。
しっかり準備して看護師国家試験合格を勝ち取ろう
看護師国家試験は優秀な者を選抜するための試験ではなく、基準を満たしている者であれば合格できる試験です。
合格率は、90%前後をキープしています。だからといって、勉強しなければ不合格になる可能性は十分にあります。できることからコツコツと準備し、計画的に試験に向けて取り組んでいきましょう。