エッセイ

新人ナースのサバイバル術

早すぎることはない!新人のうちから考えるナースのキャリア

2019/6/14

ナースのキャリアというと、「主任を経て師長になる」という道を考える人が多いかもしれませんが、それは多くある道のたった一つにすぎません。ナースの仕事といっても就く職種によってその内容も大きく違ってきます。また、家族がいるのか、子育てを助けてくれる人はいるのか、自分の環境についても考える必要があります。自分の将来について、早くから考えていて損はありませんよ。

 

ナースのキャリアは千差万別

ケース1:さまざまな経験後をして今はカナダのER

私が留学していた時に知り合ったナースですが、新人時代にオペ場を経験していたそう。その後、内科から外科までさまざまな診療科で経験を積んだ彼女は何でも知っていて、ナースとしてとても尊敬のできる人でした。

彼女のアドバイスで覚えていることが、「オペ場のナースを経験すると、手っ取り早く体のことが理解できるので、どこに配属されても応用が利く」ということです。そんな彼女、今はカナダのERで仕事をしています。

ケース2:夢を追いかけて精神科ナースへ転身

総合病院でバリバリ仕事をしていた先輩ナース。次は主任かという話が出ていました。主任になると、マネジメントの仕事も任されるようになるので、もっと忙しくなり、責任も大きくなります。主任として忙しく生活をするより、ケアマネジャーの資格を取って日勤勤務をしようかなど悩んでいました。

結局、その先輩が選んだ道は「精神科ナースへの転職」でした。入院施設の少ない精神科専門の病院に転職することで、夜勤をなくす道を選んだようです。趣味でトライアスロンを始めた先輩は、日々のトレーニングに励んだり、大会に出場したりして、仕事と私生活を両立させる道にすすみました。ナースとしてはもちろん、1人の人間としてとても輝いています。

ケース3:転勤族の夫と各地を転々

早くに結婚をしたナースの友人は、多くの新人が最初の勤務先に選ぶ大学病院でなく、総合病院へ就職しました。旦那さんが転勤族のため、いつ転職しなければならなくなるかわからない、であれば早くから採血や処置を経験できる病院に入って、なるべく早く手技を身につけたい・・・ということが理由のよう。(大学病院だと、研修医が採血や処置をしたりしますものね)彼女は、今も旦那さんと各地を転々としていますが、旦那さんがどこに転勤しても、苦労することなくナースの仕事を見つけられているようです。

 

常に先をみて考えておこう

マネジメントに進む以外にも、海外で活躍する、ワークライフバランスが取れる働き方で趣味を充実させる、家族の状況に合わせながら仕事を続けられるようにする・・・など、様々なキャリアの在り方があります。

じゃあ、自分はどんなキャリアを歩みたいのか・・・?まだ具体的なイメージがないという方もいらっしゃると思います。そんなときは、まずは次のようなことを先回りして考えておくといいと思います。

自分の将来設計は?

「結婚をするか?」「子供をもつか?」ということは仕事を大きく左右します。子育てをするにあたって家族のサポートが受けられるか否かも大きなポイントです。

すでに、結婚の話が出ているパートナーがいるのであれば、相手がどのような考え方をしているのか話をしておくことをおすすめします。場合によっては、サポートをしてくれる親や兄弟の近くへ引っ越しておくのも得策かもしれません。

収入に余裕があるなら、家事代行サービスやベビーシッターなどを賢く利用する方法もあります。結婚や子供については1人だけで決められることではありませんが、それでも早くから考えておくことで、いろいろなオプションが見えてくるはずです。

夜勤を続けられるか?

ナースが仕事を辞める理由の1つに「夜勤が辛い」ことがよくあがります。体力のある若いうちはなんとか乗り切れてしまっても、年齢が上がるにつれしんどくなるということも考えられます。

働いている職場の先輩ナースを観察してみてください。あなた以上に夜勤を辛そうにしていませんか?体力の低下については、先輩ナースが特別というわけではありません。あなたにもそのように感じる日がくるかもしれない、と考えておいた方が無難です。

今のうちから「夜勤が辛くなったらどうするか」という道についても考えてみましょう。実際にその道に進むかどうかは、その時に決めれば良いことです。準備をしておくかどうかで大きな差がでます。

どんな時に仕事を楽しく感じられる?

ナースとしてのキャリアを積むには、仕事を続けなくてはいけません。仕事を続けるには、その仕事が好きでなければ続けられません。まずはナースの仕事を楽しむことです。

忙しい中でも、患者さんに言われた「ありがとう」、先輩に言われた「よくがんばった」・・・そういった些細な喜びでよいのです。新人のうちは緊張感で楽しむどころではないかもしれませんが、余裕が出てきたら“楽しむこと”にも注目してください。もし、何年たっても余裕が出ない、些細な喜びも感じられない、というときは職場の異動も考えてみたらよいと思います。

 

本当は、何でもできる・・・!あなたはどうしたい?

冒頭でも書きましたが、ナースのキャリアは千差万別。ナースとしてのキャリアを突き詰めることもできますし、ワークライフバランスを突き詰めることだってできます。ナースとして働きつづけながら、他の仕事をすることだって可能です。 大事なのは、自分はどんな生活を送りたいのか考え、常にアンテナを張っていろいろな情報を得ておくこと。そうすれば、ナースとして仕事を続けながら、他でも成功できるはずです。

 

この記事を書いたのは

mathy

日本でナースとして働き、長年の夢であったオーストラリア移住を夫婦で果たしました。オーストラリアで3人の子供を出産し、今はライターとして、健康記事や美容記事を中心に執筆活動しています。

 

イラスト・はや舌

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