春も近づき、感染のピークは過ぎたようですが、まだまだ警報レベルにあるインフルエンザ。
今回はインフルエンザについて改めて学んでみましょう。
インフルエンザ
読み方:いんふるえんざ
読み方:いんふるえんざ
インフルエンザとは
インフルエンザウイルスによる感染症。かぜ症候群のうちで最も重症となる病型。
症状
以下の症状が急速に出現。
- 発熱(38℃以上)
- 悪寒
- 頭痛
- 筋肉痛
- 関節痛
- 全身倦怠感
続いて、以下がみられる。
- 咳嗽
- 咽頭痛
- 鼻汁
…など
診断方法
確定診断は抗原迅速診断キットを使用する。
鼻腔・咽頭拭い液を使って5~20分で診断可能。
治療
発症後48時間以内に抗インフルエンザウイルス薬を投与する。
第一選択(A型、B型に有効):ノイラミニダーゼ阻害薬
- リン酸オセルタミビル(タミフル)
- ザナミビル水和物(リレンザ)
A型インフルエンザウイルス感染症にのみ効果あり:塩酸アマンタジン(シンメトレル)
感染経路、予後
通常は1週間で自然治癒する。
飛沫感染によるが、空気感染の存在も報告されている。合併症は高齢者では肺炎、小児ではインフルエンザ脳症があり、予後不良。