まなび
  • 公開日: 2019/2/28
  • 更新日: 2019/7/16

ピークを過ぎても油断禁物!インフルエンザについて改めて学んでみよう!

春も近づき、感染のピークは過ぎたようですが、まだまだ警報レベルにあるインフルエンザ。

今回はインフルエンザについて改めて学んでみましょう。

インフルエンザ
読み方:いんふるえんざ

インフルエンザとは

インフルエンザウイルスによる感染症。かぜ症候群のうちで最も重症となる病型。

症状

以下の症状が急速に出現。

  1. 発熱(38℃以上)
  2. 悪寒
  3. 頭痛
  4. 筋肉痛
  5. 関節痛
  6. 全身倦怠感

続いて、以下がみられる。

  1. 咳嗽
  2. 咽頭痛
  3. 鼻汁

…など

診断方法

確定診断は抗原迅速診断キットを使用する。
鼻腔・咽頭拭い液を使って5~20分で診断可能。

治療

発症後48時間以内に抗インフルエンザウイルス薬を投与する。

第一選択(A型、B型に有効):ノイラミニダーゼ阻害薬

  1. リン酸オセルタミビル(タミフル)
  2. ザナミビル水和物(リレンザ)

A型インフルエンザウイルス感染症にのみ効果あり:塩酸アマンタジン(シンメトレル)

感染経路、予後

通常は1週間で自然治癒する。
飛沫感染によるが、空気感染の存在も報告されている。合併症は高齢者では肺炎、小児ではインフルエンザ脳症があり、予後不良。

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