まなび
  • 公開日: 2019/1/9
  • 更新日: 2019/7/16

「愛してる」と連呼されても嘘っぽく聞こえる…それと同じ現象、強迫性障害の確認行為とは?

確認行為 読み方:かくにんこうい

確認行為とは?

確認行為を例としてあげると
  • 「玄関の施錠忘れ」
  • 「ガス栓・電気器具のスイッチを切ったか」
などを異常なほど確認する症状。強迫性障害に多くみられるが、他の精神疾患でみられることもある。 普通であればやりすごすことができるが、確認しても大丈夫だと確信を得ることができず、心配になって頭から離れない状態になる。これを強迫観念という。自分で確認することに満足せず、家族に確認させる「巻き込み型」となることもあり、その場合重症化するケースも。

止めればいいでのは?

止めることにより逆に悪化することの方が多い。過剰な確認行為により、精神的な苦痛を感じても、確認をしなかったことで起こる不利益を想像してしまい、過剰な確認をせずいられなくなる。そのため「ほどほどに」や「気にするな」といわれても、自力でそこから脱出するのが難しくなる。

なぜ止められない?

分かりやすく例えるなら、 恋人から「愛してるよ」と言われたらどう思うか?もちろん嬉しいでしょう。 では、「愛してるよ、愛してるよ、愛してるよ、愛してるよ、とっても愛してるよ」と言われたらどう思うか? 「ホントかよ!?」と突っ込みたくなるほど嘘っぽく聞こえますね。 それと同じで、繰り返せば繰り返すほど疑いたくなる。そして自分でしっかり確認できたのか自信がなくなることで、止められない確認行為につながります。

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