訪問看護は、医療依存度が高い方の受け入れが多いところ、リハビリの方の受け入れがメインのところ、24時間対応の有無など様々な違いがあり、一口に訪問看護と言っても、そのあり方・働き方はステーションによって異なるようです。今回お話を伺うのは…
社会医療法人宏潤会 大同病院が母体で、ステーションも大同病院内にある「大同訪問看護ステーション」。24時間体制で緊急訪問を受付けていて、医療依存度の高いご利用者さんも多く受け入れています。
今日は、そんな「大同訪問看護ステーション」の係長さんと、最近ICUから訪問看護ステーションに移動された訪問看護師さんに、お話を伺えることになりました!
本日お話を伺うステーション
大同訪問看護ステーション
医療型
24時間体制
病院併設
名古屋市南区に位置する大同病院(母体)に併設されている、訪問看護ステーション。医師やケアマネジャーと密に連携した訪問看護を実施しています。看護師・理学/作業療法士が在籍。24時間緊急訪問の対応もしています。
本日お話を伺う看護師さん
新卒で大同病院に入職。外来、内科病棟、外科病棟で経験を積み、2年9ヶ月前に勤務交代で訪問看護に配属。看護師経験は産休を含めて23年目。お子さんは、10歳、17歳、20歳。
新卒で大同病院に入職。循環器病棟、ICUの経験を積む。その後お子さんが生まれ、産休明けに訪問看護配属に。看護師経験は、産休期間を含めて10年目。お子さんは、現在2歳と5歳。
大同訪問看護ステーションでは、どのような感じでお仕事をされているのでしょうか?
訪問するのは、午前に2~3件、午後も2~3件。訪問先の利用時間の長さ(30分/60分/90分)によって、1日に訪問する件数が変わってきます。
ある日のスケジュール
08:30 朝会・夜勤申し送り 09:00 午前の訪問開始(2~3件) 12:15 お昼 13:00 午後の訪問開始(2~3件) 16:30 ステーションに戻る 17:15 退勤
16:30くらいにはステーションに戻って、記録を書いて…17:15に退勤、という感じです。
ステーションでの一枚
退院支援(退院後に訪問看護を利用する患者さんの場合、退院時に訪問看護師が付き添うことがあります)が入ると、夕方からだったりすることも多いので、そういう日は退勤も少し遅くなります。
1ヶ月毎にスケジュールを組んでいく感じです。 医療保険の方は医療依存度によって変わります。医療保険の方への訪問も、もちろん前もってスケジュールを組んでいるのですが、急な訪問が必要になることも。スケジュールが変わることもしばしばあるので、順応能力が求められるかもしれません。
ご利用者さんは、どんな年齢・症状の方が多いなどってあるのでしょうか?
年齢は様々ですね…0歳から100歳までという感じでしょうか。 大同病院は小児救急が強いので、産まれたときから病気を抱えていらっしゃるお子さんの訪問看護利用もあります。一方で、高齢の方でがんの終末期という方もいらっしゃいます。
それだけ様々な方を看られるとなると、自分が看たことがないケースに出会うこともあるのではと思います。そういうときは、どうされているのですか?
でも、訪問看護ステーション内にもいろんな科のアセスメント能力を持っている看護師がいるので、ステーション内で相談して大体解決できてしまいます。
あとは、新しい医療ケアが入ったら、大同病院で情報を入手します。これは病院併設のステーションならではの強みだと思います。
看護師だけでなく、例えば外来に電話して、薬剤師に薬の作用について相談したりすることもあります…あ、これも病院併設ステーションならではですね(笑)ステーション内だけで完結しなくても大丈夫なので、その分、民間の訪問看護ステーションよりできることも多いと思います。
ステーションは大同病院の中にあります
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