まなび
  • 公開日: 2017/12/8
  • 更新日: 2018/12/6

「脊髄損傷」の看護事例を見てみよう

臨床看護シミュレーションアプリの「ほすぴぃ」では、様々な疾患を持つ患者さんの臨床看護を体験できます。
ほすぴぃは医療者完全監修☆本格的に楽しく学べるのに、なんと無料!
ここでは脊髄損傷の患者さん、くま太さんの入院前看護を少し覗き見してみましょう。
こんにちは!
わたしの名前は「こなす」、ほすぴぃで看護師さんに寄りそうプリセプターのような妖精のような存在。
これからよろしくね!
まず、基本的なことを確認しよう。
看護過程で大切な「SOAP」。何か分かる?

【S】主観的情報。患者さんの話など。
【O】客観的情報。観察・検査など。
【A】アセスメント。分析・評価。
【P】看護計画。

それではこの患者さんの入院前の様子を見ていこう!

脊髄損傷の患者さん「くま太さん(36歳)」

…。
頭が、頭が痛い…。
腕がしびれる…。
自動車事故が発生し、患者さんが救急搬送されてきた。
★学習のポイント★
学生さんはゴードン、ヘンダーソンなどの看護概念モデルを軸に情報収集・看護問題を立てていくことが多いよね。
ほすぴぃでは、全部の軸ではなく、疾患別に特に必要な項目に注目して看護を進めるよ。
それではまずはこの患者さんの入院前の状況を確認していくね。
四肢のしびれと脱力あり。
自動運動困難。
後頚部の痛み訴えあり。
救急車にて来院。
高エネルギー外傷による全身検査目的、脊髄損傷の疑いにて入院となる。
血圧:88/55mmHg
脈拍:45回/min
体温:36.5℃
呼吸:18回/分
SpO2:92~95%
意識レベル:JCSⅡ-20
頭痛の訴えあり。
黄色水様性の嘔吐1回あり。

脊髄損傷は外から加わった力によって、脊髄が傷ついて機能できなくなること
CTスキャンやMRIで診断ができるよ。

JCSⅡ-20はどんな状態かな?

JCSⅡ-20は「大きな声あるいは体を揺さぶることで開眼する」状態。
事故直後で、意識がはっきりしていない。
事故のせいで気絶してしまっただけなのか、外傷が大きく命に関わる状態なのか観察をおこなっていく必要があるよ。

★学習のポイント★
分からない用語があればそのままにせず、意味をきっちり確認してから進むことが大事!
ほすぴぃでは事例に出てくる用語を「勉強ノート」で確認できるよ。
そこにない場合は、本などで意味を確認しよう。
頸髄脊髄損傷(C7)と診断される。
初期は頚椎カラーを装着し、絶対安静。
状態が落ち着き次第、ステロイドホルモン療法をおこないながら頚椎後方手術となる。
術後、全身状態が安定したらリハビリテーションに移っていく。

患者さんは頚椎カラーを装着して、安静を強いられる。
普通に生活していた人が、いきなり行動を制限されると戸惑うよね。だから、思うように動けないことにストレスを感じやすいよ。
自力での除圧が難しいから、褥瘡(じょくそう)のリスクが高くなることにも注意しよう。


この「脊髄損傷」の患者さん。看護のポイントはなんだと思う?
受傷直後は急性期だからバイタルサインや意識レベルの確認が大切だね。
この時期を乗り越えたら、徐々にリハビリや障害の受容に注目しよう。
患者さんにはご家族がいることも忘れないでね。


入院前の情報確認は以上だよ!
入院してからの看護は「ほすぴぃ」で。
①アプリストアで「ほすぴぃ」をインストール。
②患者さんを受け入れてね。
③続きの看護をしてみてね!

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勉強するときのこのような課題に応えたい、という想いからほすぴぃは生まれました。
疾患別に、時系列で看護をシミュレーションすることで、必要な知識を得て、その知識をどう生かすのか学ぶことができます。
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  1. 脊髄損傷
  2. 心筋梗塞
  3. 前立腺がん
  4. 膀胱がん
  5. 悪性リンパ腫
  6. 胃がん
  7. 前立腺肥大症
  8. 椎間板ヘルニア
  9. 出産
  10. 双極性障害
  11. 統合失調症
  12. アルコール依存症
  13. 乳がん
  14. 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
  15. クモ膜下出血
  16. 肝硬変
  17. 大腸がん
  18. 脳梗塞
  19. 子宮体がん
  20. 肺がん
  21. 急性白血病
  22. 食道がん
  23. 全身性エリテマトーデス(SLE)
  24. パーキンソン病
  25. バセドウ病
  26. 関節リウマチ
  27. 大動脈解離
  28. 境界性パーソナリティ障害(BPD)
  29. 心筋梗塞(心不全)
  30. 糖尿病
  31. 帝王切開
  32. 変形性膝関節症
  33. 摂食障害
  34. 脳腫瘍
  35. 骨肉腫
  36. 脳梗塞(せん妄)
  37. 腰部脊柱管狭窄症
  38. 認知症(アルツハイマー病)
  39. クモ膜下出血(意識障害)

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