• 公開日: 2016/11/26
  • 更新日: 2018/12/13

看護師としてのスキルやキャリアの先に見えた「新たな目標」

テーマ:ナースが体験した「人生の転機」

『現場』から離れる

genba

医療職は私一人

新設の高齢者施設にオープニングスタッフとして転職しました。
介護支援専門員と看護師を兼務。
医療職は私一人。介護スタッフへの研修も担当と多忙を通り越して、激務でした。

休職中に感じたこと

「1」から作り上げながらも介護スタッフや入居者さん ご家族との関わりは楽しかったです。
しかし、上司や本社からのパワハラ 超過勤務からの過労や一人でのオンコール当番による途切れない緊張状態により心身の健康を崩し、突然意識消失した後に『心因性失語症』により一時的に声と言葉を失い休職。
休職中もLINEやメールで介護スタッフ達の相談にのっていました。
現場を守れなかった無力感を感じながらも「この人 こんな良いところがあるから忙しい施設よりグループホームや小規模多機能など関わりが深いところが合っているな。」「この人は医療に興味があって もっとパキパキ動きたいんだな。看護師になってERやオペ室に行ったら活躍しそう。」と考えてしまうことも多くありました。

転職で見つけた新たな目標

慢性疲労が残ってしまったものの言葉を取り戻した私が次に選んだ職場は、介護福祉系スクールの講師とキャリアコンサルタントへの道でした。
看護師としての現場に未練はないか?と言われると言葉に迷う自分もいます。
しかし、『自分が自分らしく働ける職場の提供や人生の選択の手伝いをしたい』という目標を見つけたので、しばらく看護師を離れます。
でも、看護師としてのスキルやキャリアは自分の宝物です。

●執筆●ほむら さん
高度意識障害専門病棟、訪問看護、高齢者福祉施設を勤務。
現在 介護福祉系スクールの講師をしながら『キャリアコンサルタント(国家資格)』を目指して養成講座で奮闘中。
このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。
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