【母性】妊娠34週で死産をした褥婦への援助で適切なのはどれか。
1.児とのお別れの機会をつくる。
2.児の抱っこはしないように助言する。
3.児のために準備したものを処分することを提案する。
4.退院時の指導で、次の妊娠をできるだけ早く計画するように勧める。
―――以下解答―――
(解答)1
<解説>
1.(○)死別を悲しみ、受け入れ、諦めていく過程を「喪の仕事」といい、これがきちんと行われないと病的な悲嘆に陥るリスクが高まる。お別れの機会は喪の仕事の一部である。
2.(×)児を抱っこして悲しみ、諦めることが立ち直りを促進するうえで大切である。
3.(×)児が亡くなったことをむりやり忘れさせようとする提案であり、褥婦の「喪の仕事」を妨げる。
4.(×)死産により、心理的・身体的な負荷がかかっているので、安定した状態に戻るまでは次の妊娠は控えた方がよい。