みなさんは、海外の看護師事情を覗いてみたいと思ったことはありませんか? 日本と海外の看護の違いに興味がある、海外で活躍する看護師をめざしたいという人は少なくないようです。そこで、自身の経験と調査をもとに、アメリカの医療や看護師に関するトピックをお伝えします!
なんともうらやましいアメリカの看護師の勤務時間
今回は、看護師の勤務時間のおはなしです。
日本の「当たり前」が、海外では「あり得ない」というケースは少なくありません。看護師の一般的な労働時間もその1つのようです。
今回は、日本人の感覚からすると大変うらやましい、アメリカ看護師の勤務時間をご紹介します。
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“3日働いて4日休み”が基本
アメリカでは、日本と同様、1日8時間、週40時間の労働時間が基本です。
しかし、常に過度のストレスにさらされる看護師については、心身の健康を配慮し、“3日働いて4日休み”の週休4日を基本としています。
日本とは異なる、アメリカにおける看護師の勤務時間の特徴はこちらです。
- 勤務時間は1日12時間/週36時間(厳格に週3日働いて4日休みが基本)
- 日勤または夜勤の固定勤務制
*日勤は7:00AM~7:00PM、夜勤は7:00PM~7:00AMの勤務が多いようです。
この労働時間は、アメリカだけではなくヨーロッパでも一般的です。
日本でも、二交替勤務が主流となっていますが、海外のそれとはかなり異なりますね。アメリカの看護師は、日本の16時間夜勤に大変驚いています。「絶対無理だ」「それでどうやって患者の安全が守れるの?」と口を揃えて言います。
日本の16時間夜勤は、世界でも極めて稀な労働条件であることを、みなさんはご存じでしょうか?
次回は、「受け持ち患者数」のおはなしです。