昼寝は、夜の睡眠を先取りする働きがあり、夜勤中の眠気を軽減する効果があります。
夜勤中に眠くなってしまうという方は、50~120分程度の昼寝をおすすめします。
とはいえ、昼間に眠ることは、人間の本来の生活サイクルと異なるため、なかなか寝付けない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、昼間でもスムーズに入眠するための環境作りについて紹介します。
音
騒音が届かない部屋を確保することが理想的ですが、近隣からの騒音や家庭内の音(換気扇、洗濯機など)を完全にシャットアウトすることは不可能です。
そこで、川の流れやさざ波などの自然の中の音を収録したCDを流してみましょう。
これらの音を聴くことで、平均9分程度、入眠が早まったという報告があります。
(出典:堀 忠雄、2007、快適睡眠のすすめ、岩波書店、244ページ)
クラシック音楽もおすすめですが、やさしく穏やかなメロディのものを選びましょう。
温度・湿度
人が入眠する際、最適な環境は
- 温度:夏は25℃ 冬は15℃
- 湿度: 40~70%
と言われています。
温湿度計は1000~2000円で購入できるので、寝室に設置してエアコンや扇風機で、温度・湿度を調整してみましょう。
照度
「何となく室内が見える程度の明るさ(0.3ルクス程度)」が最も入眠をスムーズにします。
遮光カーテンや間接照明を使用して、0.3ルクス程度に照度を調節しましょう。
照度計はホームセンターなどで購入できますが、最近はスマートフォンで照度を計測できるアプリもリリースされているので、活用してしてはいかがでしょうか。
照度計アプリ【REPLE(リプレ)】
最後に
入眠できなくても焦らなくても大丈夫です。横になっているだけで身体は休まるので、出勤時間までゆったりと過ごしましょう。