【老年】Aさん(76歳、女性)は、夫と2人で暮らしている。これまで健康に生活しており、登山会への参加を趣味にしていた。3週間前に、散歩中に転び、殿部から腰背部にかけての痛みがあったが様子をみていた。Aさんは痛みのため臥床して過ごすことが多くなり、次第に足に力が入らず立ちあがりも困難になった。食事は夫が購入した弁当を残さず食べていた。2日前から1日中臥床するようになったため、夫の介助で受診し、腰椎圧迫骨折と診断され入院した。Aさんの経過は順調で歩行機能も回復したため、退院することになった。
退院直後の生活指導として適切なのはどれか。
1.登山への参加
2.散歩の再開と継続
3.居室内リフトの設置
4.体幹の回旋運動の実施
―――以下解答―――
(解答) 2
<解説>
1.(×)登山は負担が大きい。
2.(○)散歩を継続・維持することが大切である。
3.(×)歩行機能が回復しているため、リフトは必要ない。
4.(×)体幹の回旋運動は腰に負担をかけるため、腰痛の原因になる。