• 公開日: 2014/6/24
  • 更新日: 2018/12/13

こんなかたちの親孝行

テーマ:看護師になってよかった!

なるほどね

私が、看護師になってよかったと思うことは、ずばり、親の介護に役立ちました。

介護シーン

蓄積されていた知識

脳梗塞の球麻痺で、完全左麻痺、ペグの88歳の父の介護で、いままでの総知識がよみがえりました。
まず、最初にすぐ、身体障害者の手続きを最短の6カ月で申請し、認定しました。
おかげで医療費が免除になり、肺炎などの入院など、非常に金銭面で助かりました。
これも、自分が、身体障害患者と関わっていたからこそ、最短の日数で認定して頂けたことだとおもっています。

直接役立った看護技術

口腔ケアは、誰よりも上手で、痰の吸引がいらないほどきれいに、口腔内の痰の除去できます。
口腔ケア用品もいろいろサンプルをとりよせてためしましたし、どのメーカーがどんな製品をでしていて、実際使ってみて、どうであったかなどの評価もしましたので、即臨床の場で、役だちました。

あと嚥下訓練や、とろみの使い方、などいろいろ工夫し実践できてことは、父にとっても、私にとっても、大変喜ばしいことでした。
時おりみせる、父の笑顔に、日ごろの苦労が随分いやされます。

多くの方に助けられて

あとお世話になっている介護士には、いろいろな方がいますが、看護以上の肉体労働や精神疲労もあるかとおもいますが、頭がさがるいおもいで、いっぱいです。

介護は一人では、絶対にできません。いろいろな、医療スタッフのおかげで、要介護5、身体障害1級の父が生存できているんだと痛感しています。ありがたく日々くらしていけてるのは、みなさんのおかげです。

いままでたくさんの患者さんから、学んだことがすべて父の介護で生かされました。自分が看護師で、ほんとうに、良かったと思います。

●執筆●hiro さん

このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。
あなたも「想い」を綴ってみませんか? ご参加は こちら から!

関連記事