「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
30年近く前になりますが、私の新人の頃は仕事は見て覚える、盗んで覚えると言われました。キツイ指導も当たり前。見放されるよりはマシと思ってました。
今はプリセプターなどの環境が整ってきたけど、後ろ向きの投稿が多いのが不思議です。
時代は流れるんです
■昔は本当に…
昔の指導受けたら、たぶん今の人はその明日から仕事へ来ないのではと思います。
私の新人の頃は、先輩の見よう見まねをして、医者なんかにいろいろ教えてもらって成長して来たんですよ。
昔は学校が全寮制でしたから、先輩の靴をそろえることから厳しく言われました。
■「厳しかった」のはわかるけど…
「通り過ぎた厳しさに耐えてきた自分の勘違いしている力」に思いを馳せているだけだと思います。
ベテランも新人のころは「最近の新人は」と言われたでしょうし、新人もベテランになったら「最近の新人は」というのでしょう。
若い人は根性が無いとはよく言いますが、別に年配の人が特別根性ある訳ではないと思います。
昔を懐かしむ方たちは、厳しいの意味を取り違えていると思います。
■若手にだって言い分がある!!
何かあるとすぐ、ゆとりゆとりと言われると悲しいです。
今時の子として生まれたのは今時の子のせいじゃないし、むしろ、こういう今時の風潮を作ったのは、先に生まれた方々ではないですか。
「厳しい指導」にもいろいろある
■指導の「古い」「新しい」
エビデンスに則った看護が何よりも重要とされる時代に“見て盗む”は恐ろしくてできません。
古いだの新しいだのに拘っているから使える看護師が減っていくんじゃないですか?
技術を見て盗んでやらせて、ミスしたら誰が責任取るの?
■ただ「キツい」だけはちょっと…
「だから?なに?」って質問しての返答がこれだったら、私でもへこむ。
ビクビク怯えながら声をかけるような萎縮した状態で身につくものは自主性ではなく、一見自主性のように見える恐怖に動機付けられた行動でしょう。
命を守る仕事だからといって全てをいっぺんに理解しなさいみたいなスタンスはちょっと違うように思います。
■ちゃんと伝わるものもあるんです
キツイ指導でもいいです、ちゃんと愛情表現してあげて下さい。
人様の命を預かるのだから甘えは許されない。多少の厳しさもやむ無しと考える。
「教育」の未来は…?
■これが現実
看護業界は教育されてきたという人は多いけど実際に教育を学んできたという人がいない世界
今の時代はスパルタではなくコーチングだと思いますが、なかなかできない人も多いのでは?
主体性や責任感は叱られて身に付くものではないと思います。
■「教育」の理想は…
間違うことに恐怖を植えつける方法でなく、自分がこうするとこういう結果になるんだと思い知らなければ自分で考えられるナースの育成は難しいのではないかと思います。
希望を持って入って来た新人さんが数ヶ月のうちに退職せざるをえなくなったら、その教育法は見直すべきだと思います。
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」
イラスト・なしま