「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
有料ホームに勤めてます。急変で受診する際、付添はヘルパーであることが多いです。受診先で医師から問診されても何も答えられないだろうと思い、直近1カ月のバイタル記録をコピーして持たせたら「病院で重宝されました」と喜んでくれた。
施設長から「以後は直近1カ月のバイタル記録を持たすように」と業務命令が出て、先輩にそのトピックスを伝えると「バイタルはプロの私達が知っていればいい事。時間の無駄。仕事をこれ以上増やさないで」と言われた。
一緒に仕事をするヘルパーが困らないようにたった一枚コピーを取ることは無駄な事ですか?有料施設でのプロは看護師だけですか?
コピーを持たせるのはムダなこと?
■コピー1枚あるだけで、全然違います!
病院に勤めている者としては添書を充実させてくれるだけでありがたいです。時々おろそかな添書が来ますが、全く役に立ちません。
外来で介護施設から来られる患者さんは、大体の経過や最近のバイタルなどの情報はみんな持って来られていましたよ。逆に何も持って来なかったら困ります。せっかく施設で居るのに、情報が何もないのですから…。
脳外のクリニックに働いている看護師です。施設から意識消失や転倒でヘルパーさんが連れてきますがやはりわからないことが多く、施設に電話して聴いたりと困ることが多々あります。やはり礼儀として必要最小限の情報はもたせてほしいなとおもいます。
看護サマリーを施設からの付き添いの介護職員からいただいています。1ヶ月分のバイタルサインのコピーは正式な書類ではないのでいただくのはかえって難しいのが病院側の立場かなと思います。いずれにしても最近の詳しい情報はできるだけ提供していただけることが一番ありがたいと思います。
■むしろ必要なことでは?
緊急受診で、何もわからないヘルパーさんが付き添いで行っても、受診先の医師も困るだろうし、ヘルパーさんも困る。一番困るのは患者さん。医師により正確な診断、治療をしてもらうためにも、バイタルの記録を渡すのは良いと思います。
そもそもなぜバイタルを計るのか?と考えたら、患者(利用者)の状態を把握し、その情報を共有してより良いケアにつなげていくという目的があります。転院先でコピー一枚の情報がある事でより良いケアにつながるのならば是非行うべきです。
急変時で病院にかかる時は特に患者さんにとっての『いつもの数値』は重要ですよね。いつものバイタル・薬・食事量など、コピーがあると診る医師も助かると思います。トピ主さんの行ったことは私なら大賛成で取り入れたいです。
急変で受診しているのに普段のバイタルなどが解らなければ初期治療の段階で上手く選択出来ない可能性だってある。日常の正常を知るから異常かどうかの判断が出来るんじゃないかな。
■付き添い時に持たせる情報は?
わたしが以前勤務していた有料では、緊急時の外部受診の時は、「看護記録のコピー」「薬情のコピー」「基礎疾患が書かれたデータベースのコピー」「急変時はその経過のメモ書き」を持っていました。倫理上、あるいはプライバシー上 「いいのか?」と疑問に思うこともありましたが、必要な情報がないと利用者さんも適切な処置を受けられません。
勤務環境は有料さんとは違いますが、緊急でケア職に受診同行をさせる場合は、相手先Ns宛てサマリーを持参させる、 場合により医師の代筆で簡便な病歴 経過 内服情報等を記載した文章もつける、準備時間が無いときは、カルテそのものを持たせ搬送先で開示する等はしています。
情報のコピーは付添いの介護スタッフが病院で状態を説明するのに困らないように、その書類をみて説明する、という目的のために持ってもらっていました。コピーをそのまま病院にあげる、というためではありません。薬情のコピーだけは提出していたと思います。
基本は看護師が一緒に受診しますが、看護師の手薄の時は介護の方が受診させてくれていました。急いでの受診の時はあらかじめ施設から受診する病院に症状、バイタルなどを電話で伝えていました。何も情報がないと介護さんも戸惑ってしまいますからね。
看護師だけ知っていれば良い、という問題ではない
バイタルなどの情報を看護師だけ把握してれば良いと言うのならば、転院時にその看護師を呼び出し、「申し送りをしてきて」と言えば良いと思います。
ヘルパーの業務範囲を越えているという範囲では良い判断とは言い難いですね…でも臨床では看護師の稼働にも限界があるということもわかります。バイタルサインに加えやはり看護師の観察したことを伝えることこそ私達の職務ではないかなと思います。
情報は共有してこそ意味があると思うので、「自分達が知っていればいい」というのは真意を測りかねます。傲慢な考え方だと。
「仕事を増やしたくない」のは分かるけど…
私もいいと思ってやったことがお仕事を増やす結果となり。「前の病院はこうだった」と口で言うのは簡単ですが、いかに皆が働きやすく。質の向上に向けてその病院にあったやり方を変えていくのがとっても大変か…四苦八苦しています。
この先輩。医者が患者の情報を、『看護師なんて説明しても分からないのだから、病気についてはプロの医師が知っていればいい。カルテを見せる必要はない。』と言われても納得するのでしょうか…。
コピーが無駄で、バイタルはプロの看護師だけが知っていればいい、と言われるのなら、受診時にはその「プロ」の方が付き添っていただけるようにお願いしたいです。
資格あるなしに協力体制とらないと、利用者が不憫ですよね。
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」
イラスト・なしま