「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
気管カニューレで、外筒と内筒が分かれるタイプのものありますよね。
内筒洗浄の手順は、それぞれ施設によって感染を重視するといった観点から違いがあるとは思いますが、私の病院では、カニューレの内筒を水道水にて洗い流した後、水分をとばし、再度患者に装着するといった手順で行なっています。
内筒を洗浄する際、粘稠度の高い喀痰のある患者さんの場合、なかなかうまく内筒中の喀痰を取り除くことができません。同じような経験のある方、何かいい洗浄方法を知っていましたら教えていただきたいです。
■オキシドールにつける!
オキシドールがとれますよ。
シュワシュワーって、痰が溶けてく。
オキシドールの原液に5分ほどつけておくとキレイに取れますよ。
そのあとに水道水でキレイに洗い流して、乾燥させれば大丈夫です
水洗いした後オキシドールに浸けると、流水で流す程度でこびりついた喀痰を取るとこができますよ。
■お湯のつけ置き
湯や水にしばらく浸してからブラッシングします
水にしばらくつけておくか、熱い湯でブラシで洗浄するととれました
自分は カップに 患者さんひとりにひとつずつ熱い湯と食器用洗剤を少量入れてから内筒交換にまわります。内筒をはずしたらそのカップに沈めます。
内筒交換が終わるころには痰も柔らかくなって お湯で流すだけでもきれいににゅるっとおちます。
■義歯洗浄剤を使用
予洗い後、ポリデント等の義歯洗浄剤を使いカニューレの付け置き、最後は滅菌水で洗浄している病院もありました。きれいに付着物が落ちていました。
義歯洗浄剤は漬け置きだけで宣伝通り汚れもバイキンもきれいに落ちます。
マグカップ程度なら1/4あれば十分なのでコスト面でも推奨できますよ。
■他にもいろんな洗浄方法が!
うちでは、重曹につけ置きしてます。
外した内筒を微温湯に漬けおき→流水で付着していた痰を洗い流す(どうしても取れないときは専用ブラシを使用)→タンパク質除去剤に1時間漬けおき→流水で洗い流す→食器乾燥機で乾燥させる が基本的な流れでした。
喀痰 ➡ 酸性なので、アルカリで溶解できます。
現職場では、強酸性水とアルカリ水を施設内で作っていて、用途に応じて使い分けています。
流水で流して、ブラシや綿棒で細かい汚れを取ります。その後はミルトンで消毒。使用前に蒸留水で流しています。
前いた病院ではエンドフレッシュという蛋白質を除去できる薬剤につけてから洗浄します。
蛋白凝固防止剤に浸けたり散布してみてはどうでしょう。
散布の際は吸い込んだりしないよう注意して下さい。
現場では、蛋白凝固防止剤を散布→小さいブラシを使って洗浄→水道水で流水すすぎ→乾燥→終了です。
内筒が粘調度の高かったり、固くなって痰がこびりついている時は、水分不足の可能性もあるので、加湿を強めに行い柔らかい痰にします。また、水道水、もしくはぬるま湯であればプラスチックも耐えられると思うので、ぬるま湯で洗浄します。
内筒洗浄に急須の注ぎ口等を洗浄するブラシを使っていました。
ブラシが柔らかいので、目に見える傷はついていなかったです。
流水で洗浄後、逆性石鹸に浸漬し、装着前に蒸留水で流していました。
関連トピック:「
気管カニューレの内筒洗浄
」
イラスト・なしま