編集部セレクション
  • 公開日: 2021/4/14

手技は「見ただけで出来る」のが当然?

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
新人看護師です。
今日初めて、点滴を作成からつなげるまでをさせてもらいました。その時、指導者さんから「今まで何を見てたんですか?」と言われました。

新人看護師は指導者さんの手技を何回も見ていたら、実際自分がするときにその通りにできないといけないのですか?
私は何回見ても自分がやるとなったら「あれ?どうするんだっけ?」となります。その都度聞くようにしていますが、それではダメなのでしょうか。回数を重ねればできるようになるというのは甘い考えですか?

みなさんの考えを教えていただきたいです。

 

手技は「見ただけで出来る」のが当然?

■見ただけで出来ないのは当然

頭では分かっていても、実際にやるとなるとパニックになる。これは人間ならみんな同じです。指導者に言われたことを「気にするな」とは言いませんが、ある意味仕方ないこともあるでしょう。

「見るのとやるのでは大違い」という極単純な言葉をその先輩はご存知ないだけ。

1回聞いた1回見たではしっかり出来ないことが多く、ちゃんと聞いてた?ちゃんと見てた?と指導受けることあります。

手技というのは、とにかく使ってナンボです。レポートだなんだを覚えているヒマがあるなら、とにかく実践あるのみ。

■出来ないのは当然!だけど…

その都度きいて、いつになったら出来るようになるの、出来るようになりたいの。その場で分からなきゃさ、きちんと自分なりに反省して質問しようよ。

行う内容の事前学習はしてましたでしょうか?初めて行うことでガツンと言われる時って、大体は事前学習の不足のような気がします。

シュミレーションとかしなかった?何度も聞かなければできない?指導者は主さんのためだけに仕事に来ているわけじゃない。この先、手取り足取り教えてくれないといけないのかな

見学って、何のためにあるんだろう…。「見て学ぶ」んじゃないの?

看護に限らず、どのような世界の仕事も「見て覚える」が当たり前です。

■何度も聞かれる先輩は、こう思ってる!

その都度聞くのはいいですが、同じことを何度も聞いていたら、「いい加減覚えろよ」って事になりますね。

『やってみせ、言ってきかせて、させてみせ、誉めてやらねば 人は育たじ。』しかし、教えを請う側が受け身では指導する方も『やってみせたことは無駄だったのかな…。』と虚しくもなってしまいます。

説明をして何回もやってみせたのに、全く理解できていない後輩を指導する先輩看護師の気持ちは、経験を積んで数年経って、指導する立場になったら理解してもらえると信じています。

回数を重ねればできるのでしょうが、その回数は練習でこなせばどうですか?お金もらって働いているんだから、教えてもらうだけでなく自分で努力をしてください。

■出来るようになるための工夫を!

回を重ねるうちに上手になっていきますが、そのためには、どこに気を付ければ良いのかを、自分でメモしたらいいと思いますよ。

何度も見学しているのなら、自分なりにメモを取ったりイメージトレーニングしたり覚えられるように工夫をするべきですね。

見学してる時に手技はメモして、その後振り返ってました。わからないことがあればその都度聞いてます。一度聞いたら同じことは聞かなくてもいいようにすることが大切だと思います。

最近は~~の部分だけ曖昧なので確認してくれますか?患者さんのとこ行く前にイメトレ見てくれますか?などと言います。まとめたメモを見せて、これで大丈夫ですか?抜けてないですか?と確認します。

関連トピック:「 見て覚えないといけないの?
イラスト・なしま

関連記事