“ケアプロ訪問看護ステーション”唯一の女性正社員・稲葉公子は、「看護師になったのなら訪問看護をやりたい」と言い、臨床経験2年という早さでがむしゃらに訪問看護の世界に飛び込んだ。しかし、業界の実情を目の当たりにし、続けていくことの難しさを感じたのであった。そんなさなかに訪れたケアプロとの出合いについて、当時の印象を聞いてみよう。
洗脳されてしまった・・・
ケアプロとの出合いは、本当に小さな縁でしたが、”ケアプロで働く人への魅力”を感じて、一念発起して入社を決めました。 保守的といわれる看護師の世界から、革新的なヘルスケアサービスをプロデュースしているケアプという環境への変化に、当初は、戸惑いばかりの日々でした。
しかしそのうち、ケアプロ的思考に洗脳され、ハマっていってしまったんですね(笑) なぜ洗脳されたかというと、やはり職場の仲間が本当にキラキラしながら働いていたから。みなびっくりするくらい「できない」と言わないんです。「いかにできないか」を語る毎日よりも、「どうしたらできるか」を考えようとするケアプロの文化の中では、これまで見えなかった世界が見えたり、社会に対するモヤモヤが、かえって頑張るモチベーションになります。
自分の可能性を拡げたい
大学病院の業務では、一般的に「あれをやってはだめ」「あれはできない」といわれることが多いのではないかと思います。私の場合もそうでした。それは違った意味でとても勉強になることも多いと思います。でも私は、いろんなことをやってみたくなってしまうほうで(笑)。
私は今、ケアプロでは、訪問看護師としての仕事をメインとしていますが、2月までは人事採用も担当しており、イベントを開催したり、もちろん面接をしたり、他の会社に出向いて面談をしたりと、看護だけでなく本当にいろいろなことをしています。
私のように「いろいろやりたい派」には、ケアプロのような職場は、自分の可能性があちこちに拡がって、楽しいかもしれません。私もこれからも、さらにやりたいことに貪欲に頑張っていこうと思っています。
※次回は、稲葉さんの目から見た訪問看護事業所の課題について、水曜配信です。