• 公開日: 2015/11/25
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【小児】1歳の男児。4日前から鼻汁、咳および発熱が続いている。本日、コプリック斑が認められ、…

【小児】1歳の男児。4日前から鼻汁、咳および発熱が続いている。本日、コプリック斑が認められ、発疹も出現したため麻疹と診断された。児は細気管支炎を併発しており、付添入院した。1歳6か月のいとこが近所に住んでおり1週間前に児と遊んだが、現在は無症状である。

入院後、母親への説明で適切なのはどれか。

1.面会は解熱するまで制限する。

2.発疹が消失するまで清拭は控える。

3.含そうして口腔粘膜を保清する。

4.個室に入室する。

―――以下解答―――









(解答)4  

<解説>

1.(×)麻疹は感染後3日間まで感染力がある。感染予防の面会制限であれば、解熱後3日経ってから解除とする。

2.(×)幼児は新陳代謝が活発であるため皮膚が汚れやすい。体調に配慮しながら清拭を行う必要がある。

3.(×)入院時の説明は、感染予防や主症状への対応が中心になる。口腔粘膜の保清も大切であるが、優先度は劣る。

4.(○)麻疹は発疹が出る前後4~5日間が、最も感染力の高いカタル期にあたる。現在感染力が最も強いので隔離目的で個室入室となる。

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